臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第122回(2014.12.24) クリスマスイブに寄せて

これを書いているのがちょうど、クリスマスイブです。

 

なんだか、アッと言う間に1年経ってしまって、今年はどんな年だったのかな?

と思っていたら、スマホの方に、フェイスブックから、「1年の振り返り」という記事が送られてきました。「この経験、フェイスブックに載せようかな?」なんて、いつも思うのですが、つい面倒になってしまい、ほとんど載せていなかったので、5月から11月まで記事が空いてしまっていました。若い人を見ると、日常の何でもないことを気軽に記事にして、写真とともに次々と、載せていますよね。いつもすごいなと思います。なんか、まだ、気後れしてしまうといいますか。慣れない感じです。

 先日、恒例のディズニーシーとディズニーランドに高校時代の友人と泊りがけで行きました(これはフェイスブックに載せましたよ!)。

いつもは誕生日に近い日に行くのですが、今回はドンピシャ誕生日。ディズニーの玄関のところで、申告したら、シールに名前を書いてくださって、シールが落ちてしまうと嫌なので、ホルダーをさっそく買って、中に入れて、見せて歩くようにしました。そしたら、効果テキメン!!それを見てくれたスタッフが、口々に、小さく手をたたいて、「お誕生日おめでとうございます!!」と言ってくれました。

 「この年になって、誕生日もなあ」とも思いますが、されど誕生日。やはり祝ってもらうのはうれしいものですね。

 

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 今回は、ディズニーシーの「マゼランズ」というレストランで、夕食を取りました。他のレストランの予約をするつもりでしたが、みんな満杯で、仕方なく、空いていたこのレストランにしたのですが、大満足でした。食事もおいしいし、とても落ち着いた店内。なんだか久しぶりにゆっくりできたような。マゼランという名のとおり,大きな地球儀が真ん中にあって、冒険家マゼランにちなんだものが額にいれて壁に飾ってある、ヨーロッパ調の家具や室内でした。ウエイターやウエートレスさんも、中世の洋服を身にまとっています。

例の誕生日シールを見て、最後には、チョコプレートと小さなろうそくのついたケーキをいただきました。うれしかったです。皆さんにお薦めのレストランです。シーに行ったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。ちなみに、メインディッシュはロブスターをいただきました。

 

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ディズニシーレストラン「マゼランズ」にて

 

 

 

 素敵なホテルに泊まってリフレッシュ。大理石の床のお風呂なんて、なかなか入れませんものね。ふかふかのベッドでぐっすり。翌朝の朝食は洋食のバイキング。

 

ディズニーランドの方はジャングルクルーズが新しくなったというので、それを体験しました。遺跡というか、神殿みたいなところに入っていくと、だいぶ変わっていて面白かったです。

今回は、怖がりの私も、だいぶ乗り物恐怖を克服し、目をちゃんと開けてられるようになりました。写真の写る場所で、よく写るように。

 

今年も残すところ、わずかとなりました。

オフィスを利用していただいた皆様に、たいへん感謝申し上げます。

皆様にとって、来年1年良い年になりますよう、お祈り申し上げます。

新春の1月11日(日)13時~春日部ふれあいキューブで、第1回オフィス主催講演会が催されますので、是非、いらしてください。

 

第121回(2014.11.25)「今年も山梨県北杜市(ホクトシ)の牧場へ!」

みなさん、こんにちは。

一段と、寒さが厳しくなってきましたね。オフィスから見える公園のイチョウや桜の木も色づいて、黄色や赤が鮮やかに目に飛び込んできます。

風邪など、ひかないように、暖かくしてお過ごしください。

 

 去年の年末の、気まぐれナビに、八ヶ岳のふもとの、大泉高原にある、乗馬のフリースペース(http://www.frespace-club.com/)に行ったことを書きましたが、今年も前回と同じ乗馬クラブの友人と同じ施設にお邪魔しました。お母様と息子さんとで経営されている施設です。

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 新宿を11時のあずさ13号で出発し、お昼1時半ころ、甲斐大泉(カイオオイズミ)という小さな駅で降りました。フリースペースから息子さんに迎えに来ていただいていて、車で10分の牧場に着きました。2回目ということで、前回よりは緊張は少ないものの、やはり緊張していました。

くつろげる、ペンションのホールに入ると、家庭的な雰囲気でほっとしました。すぐに部屋に案内してもらい、準備をして、まずは第1日目、身体を慣らすため、30分の乗馬レッスン。サラブレッドではない、穏やかな馬たちなので、安心です。

 

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その日はペンションにある、「天満の湯」という露天風呂でゆっくりと浸かり、旅の疲れを癒し、夕食に、地元の野菜やお肉を炭火で焼いたお食事をいただき、久しぶりにゆっくりと過ごしました。

翌日は、朝食後、朝10時から30分のレッスンをし、牧場のお母様の先導で、外乗に出ました。雲一つない良い天気で、我ながら「晴れ女だな」と思いました。

林の間や畑の広がっている横の道を、行きはポクポク歩き、帰りは速足で、タッタッタッタッ、リズムに乗って、少し傾斜した道を登ったり下りたりで走っていきました。私の乗った馬は反動は少ない方でしたが、それでもお尻が多少持ち上がります。落ちないようにバランスを取って馬についていく感じで走って行きました。しかし、スピードが出ても、去年に比べて、今年はほとんど怖さを感じませんでした。

 遠くに濃い青色に見える山が連なり、近くには、林や田んぼが広がる絶景でしたが、馬に乗りながら、写真を撮るのは余裕がなくて、できませんでした。今度は挑戦してみようと思います。

 

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<パノラマの湯のベランダから見える広大なテニスコートと山の風景>

 

 乗馬が終わって、甲斐大泉の駅から徒歩5分の、パノラマの湯という温泉の施設で昼食を食べ、広い露天風呂に浸かり、極楽気分でした。

 初心者でも安心して乗馬体験ができる施設ですので、みなさんも、興味のある方はいらっしゃってみてください。

 

第120回(2014.9.24.)「秋になりました」

あっという間に秋らしい風が吹き始めました。
皆様、お元気でしょうか?
 ブドウや梨をたくさん送っていただいたので、オフィスのスタッフみんなで楽しんでいただきました。こんな時に、「秋はいいなあ」と思います。

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 秋はいつも学会などあって、忙しく過ぎて行ってしまい、もったいない感じもあります。
月を見たり、虫の声を聴いたり、ゆったりと、過ごしたいものです。

 阿部は小さきときには大阪の家は芝生が敷きつめられた庭に出て、外灯に照らされながら、月を見たり、虫の鳴き声を聞き、飼っていたコリー犬とじゃれあったりしていて、今でもその情景が、草の匂いや、虫の音と、輝く月の光などとともに、まざまざと、イメージが浮かんできます。子どもの時のこのような記憶はとても大事なのかなと、今になって思います。その後、小学校2年になって、東京のマンション住まいになってからは、ベランダか、屋上からの月を眺めるだけで、コンクリートの壁に囲まれ、自然とのふれあいが少なくなりました。そのような生活をしていくうちに、大阪ではバッタや、コオロギなどを平気で捕まえていたのに、虫を見ると、気持ち悪かったり、怖かったりしてきて、触れなくなってしまいました。

 今、住んでいる春日部は、少し車で行くと、田んぼも広がり、自然があり、気に入っています。若いときは、都会が良かったのですが、年を取ると、自然に癒されるなと思います。

第119(2014.7.29.) 「猛暑がやってきました!!」

尋常ではない暑さが続いていますが、皆様、お元気でしょうか?
調子をを崩されている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。無理をせず、お大事になさってくださいね。
 昔は、阿部も夏が苦手で、クーラーの効いた屋内に閉じこもっていて、ほとんど外に出ることが少なく、肌が焼けることもなく、透き通るように、真っ白だったこともあったのですが、10年ほど前に乗馬を始めてからは、暑い夏でも屋外で活動する事が多くなって、肌は日に焼け、少し暑くても耐えられるようになってきました。それでも、体調を崩さないように、水分の補給は忘れずに行うようにしています。馬上でも、レッスンの合間に、指導員の先生方が、冷たい飲み物を預けておくと、クーラーボックスから取り出して、飲ませてくださって、熱中症対策をされています。
 夏の乗馬クラブはいろんなイベントがあって、まずはT乗馬クラブの馬場の奥の方にある、小さな森での乗馬を楽しみました。ディズニーランドみたいな「ジャングル・クルーズ」という宣伝文句が書いてあったので、思わず「楽しそう」と申し込みました。5頭の馬で森に行くと、指導員の先生方が森の住人に扮装して寸劇などもあって、森の中を馬で走ったりすることができます。ビギナーの時に、森へ行ったことがかすかな記憶としてありますので、かなりの久しぶりでした。やはり、小さな外乗でも、馬が暴れないかとか、落ちないかとか心配で緊張していましたが、10人以上の指導員の先生方が見守って、時折、たずなを持ってくださったり、気をつけてくださったので、大丈夫でした。ちょっとした「冒険」で楽しかったです。

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 また、シークレット・イベントというのが7月26日土曜日の夜に、乗馬クラブのアリーナであって、指導員の先生方が上手な馬場を見せてくださったり、障害の競技を見せてくださったり、見ごたえがありました。大宮の仕事帰りで「ちょっと面倒かな?」と思ったけれど、行ってみて正解でした。最近、「乗馬をやってなかったら、私はどうしていたのかな?」「乗馬をやってて良かったな」と、しみじみ思うことが多くなってきました。今では「乗馬をやっていない自分」を想像する事が難しいような。とはいえ、ちっとも上達はしないのですが、「安全に怪我をしないで乗馬を楽しめればいいかな」という考えになってきました。来週の土曜日はまた、乗馬クラブで、夏祭り。友人を誘ってあり、楽しみです。去年は指導員の先生方が全員でEXILLのダンスを披露してくださり圧巻でした。


 夏のいろんな楽しみ方って、ありますよね。レストランのテラスでの食事なんかも、どうでしょう。この気まぐれナビで以前紹介した、春日部駅東口5分の、納屋というレストランには、入り口の近くの納屋風のスペースもとても楽しめますが、奥のテラスでの食事も楽しいですよ。雨が降っても大丈夫なように、屋根や囲いができて過ごしやすくなりました。スムージーが夏にはオススメかな。アルコール入りと無しと二つあります。

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 ところで、7月28日に、スーパーで買い物した時に、応募して当たった1日旅行の「ブルーベリー狩り」なるバス旅行にオフィス事務のSさんと行ってきました。
 朝、春日部駅の西口に7時半に集合し、バスで群馬県沼田まで行き、少し早い昼食をとり、ブルーベリーの畑に行って、木から直接取って、食べました。少し酸っぱいのもありましたが、甘いものも。そこで食べる分だけ食べて、お土産にはパックに入ったものを買ってきました。その後、東洋のナイアガラと言われる「吹割の滝」へ行って、マイナスイオンを浴びながら絶景を楽しみました。こんな埼玉から近いところに癒しのスポットがあるなんて、初めて知りました。滝つぼに大量の水が音を立てて吸い込まれていく様子に時間を忘れて見入りました。その後は、舞茸センターで工場見学。衛生な温度管理された工場で舞茸が栽培されていくのを見た後、バターで炒めた舞茸の試食をしました。香りも風味もとても良く、美味しくいただきました。その後、水沢観音に移動し、お店で水沢うどんと、水沢まんじゅうを食べて、帰途につきました。いろんなところをまわって、いろんな食べ物やお土産があり、参加費5000円の楽しいツアーでした。年配の方も多く、暑い夏でも手軽に負担なく、楽しめるツアーで、地元の方とのおしゃべりもでき、本当に参加して良かったです。

 

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みなさんも、お気に入りの夏の過ごし方を見つけてくださいね!!

 

第118回 大分県(温泉県)に行ってきました!!(2014.5.29.)

5月24日(土)-25日(日)と学会が大分県であり、阿部は参加してきました。25日、学会の終わった後で、大分駅前の古い源泉かけ流しの温泉があるということを、参加されていたK先生にお聞きして、一人で入りに行って見ました。

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 大分県なのに、なぜか?「あたみ温泉」というところで、男湯と女湯が別々の扉で、真ん中に番台のあるタイプでした。いかにもレトロな懐かしい、「テルマエ・ロマエ」に出てくるようなお風呂で、昭和30年代にタイムスリップしたような感じでした。番台に誰も座っておられなかったため、お金をどこで払うのか、まごまごしていると、地元の方が、「すぐに奥さん帰ってこられるから、先にお風呂に入っていていいんですよ」とのこと。ロッカーの中に、洋服を脱いでしまって、浴室に入りました。お風呂の蛇口なども昔のままで、お湯と水を混ぜ合わせて洗面器に入れました。浴槽の上には富士山の絵が描いてあって、湯船もオーソドックスなごく簡素な作りでした。温泉の出る蛇口はライオンと像の顔になっていて、趣を感じました。お湯は茶褐色のコーヒーのような色で、とても温まりそうでした。熱いのと、少しぬるめの二つの浴槽に分かれていましたが、ぬるめでも十分に私には熱くて、少し浸かったら、すぐに出ました。出る時には番台に年配の女性がいて、600円ほどの、お金を払いました。

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 翌日26日(月)からは湯布院を旅行しました。
 去年の秋に所属する乗馬クラブのツアーで行った湯布院外乗が自然が美しくあまりにも素晴らしかったので、機会をうかがっていましたら、たまたま、大分へ出張で行く機会があって、もう一度、あの草の生い茂る気持ちのいい高原の中での乗馬を楽しみたいと思いました。
 所属しているC乗馬クラブの湯布院のクラブで予約しようとしたら、そこが火曜日に休日であることが判明。それで、別のところを探しましたところ、「エル ランチョ グランデ」という牧場があり、そこへ申し込みました。1泊牧場に宿泊して、1日目は45分、馬場で慣らし、2日目は30分練習した後、1時間外乗ということになりました。
お天気は雨マークがずっとついていて、その日の朝も少し小雨が降っていたのですが、午後には晴れました。

 

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 以前乗馬クラブでご一緒していた、同年代のMさんが飛行機で大分空港について、空港バスで湯布院駅に到着するのを待ちました。合流して、湯布院駅から徒歩5分程度の、「?」(もみじ)という和風のレストランでランチをいただきました。とても素敵な、落ち着いた和風モダンの店で、ゆっくり和食を楽しめました。いつも、料理を写真に撮ろうと思うのですが、前菜を撮ったところで、夢中になって食べて撮影をすっかり忘れ、気づくとデザートになってしまっています。今回もそんな感じ。お刺身、てんぷら、すべて堪能し、黒砂糖を使ったアイスクリームのデザートはなかなかのお味でした。お値段もこの味にしてリーゾナブルでした。

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 2時台の電車で、湯布院駅を出発。2つ先の豊後中村という駅で降りて、タクシーに乗って、30分もくねくねした山道を、牧場に向かいました。途中、九重の「日本一長い吊り橋」というのが目に留まりました。が、Mさんと阿部は高所恐怖なので、「渡るのは難しそうだ」と話しました。


 牧場についてすぐに、馬を用意してくださって、馬場でまずは30分レッスン。ウエスタンスタイルだということで、以前、どこかの外乗でウエスタンの鞍は体験したことがあるものの、片手だけで、たずなを操作するというのは初めてでした。Cクラブはブリティッシュスタイルなので、両手でたずなを操作するため、とまどいましたが、15分もすると慣れて、普通に速足もできるようになりました。残りの15分はミニ外乗ということで、外の近くのコースを行きました。指導員の方が親切に後ろを向いて、先導してくださるため、全く怖さは感じませんでした。
 夜は牧場のスタッフの方と一緒に、食事をしたり、近くの地元の方が入る温泉に入浴したりと、なかなか体験のできないことを体験させていただきました。なんだか、「乗馬合宿」みたいな感じですごくワクワクしました。星空を眺めたり、虫の鳴く声を聞いたりして、2段ベッドの部屋で、眠りにつきました。


 翌日は快晴で、気持ちの良い青空が広がっており、温度も少し暑いくらいでした。9時から、30分馬場で、昨日のおさらい。もう片手たずなにも慣れて楽に乗れました。
 そこから、高原に向けて出発。指導員の指示に従って、車の走る道路を渡って、高原へ向かいました。山が連なり、どこまでも高原が広がっていて、まるで外国に来ているような感じでした。途中は馬に草を食べさせないように必死で、注意していきましたが、ゴールでは馬に十分草を食べさせてあげて、その間に写真を撮りました。私の乗った馬はバディーで、ボス馬なのだということで、風格というか、威厳がありました。Mさんの乗った馬はサプライズという可愛い目をした馬で、バディーにくっつきすぎて、ちょっかいを出しては、バディーから怒られていました。朝の外乗りはとても気持ちが良く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。また、機会があったら、是非、この牧場に乗馬に来たいと思いながら、湯布院に向けて牧場を後にしました。エル ランチョ グランデのスタッフの皆様、ありがとうございました。
 
 

第117回(2014.3.26.)

新年度に向けて
 年度末の忙しい時期、みなさま、いかがお過ごしですか?
消費税が8%に上がるということで、「駆け込み需要」というのが世間を騒がせていますが、カウンセリングには駆け込み需要はないかな?と思っていましたら、意外に、3月末はたくさんの方にご利用いただきました。誠にありがとうございました。


 ところで、阿部は3月21日ー23日の連休中に、新潟の胎内(タイナイ)市という珍しい場所での乗馬を体験しました。自動車での異動で、休憩時間も入れて6時間もかかり、松原ステーブル(牧場のことを英語でステーブルと言います)に着いたのが午後1時半をまわっていました。新潟へ向かうに連れて、高速道路を走行中、トンネルを抜けると、一面の雪景色となり、雪もじゃんじゃん降ってきたり、肌寒く、雪国の鉛色の空に変わりました(関東は晴れていたようでしたが)。


 胎内市での1日目は冷たい雨がドシャブリの状態で、厩舎にいる馬や犬たちを見せてもらい、持って行った人参やリンゴをあげたり、猫や犬には、ドライフードをあげました。このステーブルのご主人の松原正文さんは新潟競馬の騎手だった方で、その後、新潟競馬場が閉鎖された後は金沢に移られ、調教師なども長くされ、45歳の時に、この新潟県 胎内市にステーブルを作られ、2億円も稼いだ名馬のホシオーの調教師だったこともあって、その馬を引き取られて一緒に、暮らしておられます。競馬を終えた馬たちが殺されてしまうことを憂い、一頭でも助けてたいとの思いを持っておられました。ステーブルではポニーや木曽馬など、10頭ほどの馬や、犬や猫たちに囲まれた生活で、とても考えられないほどのお得な料金(25分2000円)での乗馬をさせてもらえます。それに、よそでは聞けないような、競馬の話や、馬の乗り方についての話を聞かせてもらい、たくさんの質問にもとても丁寧に答えてもらい、満足な時間を過ごしました。

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 1日目は寒いのもあって、早めに宿(市内に1軒だけホテルがあって、満室のことが多いそうです)に引き上げて、2日目、朝食を済ませてすぐに、また、ステーブルに向かいました。その日は、午後からは天気が崩れるとのことでしたが、晴れ間も見えて、前日より暖かく感じました。ホシオーに乗せていただいたり、また、他の馬(名前を忘れました)で、自然の中で外周をさせていただいたりしました。ちょうど、新潟テレビの方が来られ、取材も受けました。(大きなカメラを真正面から向けられて、ちょっと恥ずかしかったです。残念ながら、新潟のみの放送で、関東では見られないようです。)

 馬場は新潟競馬の不要となった、白くてりっぱな柵(ラチ)を使ってあって、また、中央には競馬で使うゲートも並んでいて、さながら、小さな競馬場のような感じがしました。松原さんがその競馬場のような円のコースを自分でホシオーに乗って見せてくださって、さすがに騎手のかっこいい走りで目を見張りました。こんな近くで、すごいものを見たなと思いました。

 

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 馬場は足が沈むような砂地で、とても深く良質の砂が入っていて、そのため、馬は蹄鉄を履いていないとのこと。蹄鉄が砂に埋もれてひかかってしまうのを避けるためだそうでした。ここでは馬たちがとても大切にされていて、のびのびと暮らしていて、楽しそうでした。また、景色も山に囲まれて、海も近く、雄大な自然の中でゆったりとして時間が過ぎていきました。新潟に行くことがあったら、みなさまも是非、寄ってみてください。電車で行く場合、新潟から特急にのって中条駅で降りて、車で10分ほどのところにあります。