臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第158回「さくらの季節がやってきました!」(2018.3.26.)

みなさん、例年より早めの桜の開花。楽しまれていますか?

結婚するまでは東京の根津に住んでいて、すぐそばに、上野公園があって、ゴージャスな桜並木をたくさん目にしていました。今はどうなっているかなーと思います。

 

 春日部も、古利根川の川べりや東口のお寺の中庭など、桜の素晴らしいところがいっぱいあります。

 また、オフィスから見える公園の桜も毎年、素晴らしい姿を見せてくれています。オフィスのあるマンションの7階を最初オフィスにしようと思って予約していたのですが、2階がキャンセルで空いたということで、2階にしたのが本当に良かったなと思います。

 ここへオフィスを引っ越して14年目なりますが、本当に毎年毎年、桜を楽しんできました。14年前はもっと、こんもりとした桜が楽しめたのですが、途中、枝を公園管理の方で切ったりされて、少し、勢いがなくなったなと思います。それでも萌え~という感じですので、しっかりと味わいたいと思っています。

 

 オフィスはホームページもリニューアルされたこともあって、今後、もっと皆様のお役に立てるように、充実したカウンセリングを行っていきたいと思っています。専門的な高いカウンセリングの技術と、暖かいおもてなしの心と、創業25年に培った豊富な経験と、真面目な取り組みの中にも問題の深刻さに負けることなく、いつでも、ちょっとしたユーモアや明るさを持って心をほぐしつつ、皆様の問題解決のお手伝いができたらと思っています。

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 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

第157回「お雛まつりが近いですね」(2018.2.23.)

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  まだまだ寒い今日この頃ですが、お雛祭りがすぐ近くまで来ています。

オフィスでも雛祭りグッズを飾りました。クリスマスが終わったら、バレンタインデー。バレンタインデーが終わったら、雛祭りとちょっと慌ただしいですが、オフィス内の装飾を変えると、季節感が味わえるし、その気分に浸れるので、ワクワク楽しくなります。オフィスの操業25年の間に買い求めたイベントごとの飾りも多くなり、ベンチにもなる木製の道具箱にいろいろなものが入っています。

 このような飾りつけを楽しんでくださる利用者さんもいらっしゃいますし、また、オフィスを訪れた後で、ショッピングやレストランでの食事を楽しまれる方も多くいます。

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 先日、阿部が訪れて、美味しいので感銘を受けた「むら井」というラーメン屋さんが、オフィスから歩いて、4-5分の距離に去年の12月からオープンしましたので、紹介しますね。オフィスの帰りにラーメンが食べたくなったら、是非、お立ち寄りください。

 

 ラーメン博士(?)のオフィスの斯波(シバ)先生も、教えたらすぐに食べに行き、絶賛していましたので、間違いない味です。

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<あっさりラーメン>

 

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<家系豚骨ラーメン>

 

 オフィスのマンションを出て右手の消防署の前の横断歩道を渡り、真っ直ぐ行き、一つ信号を渡って、春日部文化会館の手前の左側に赤い提灯の下がっている「むら井」があります。

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 阿部はあまり濃厚なのは好まず、淡泊な味の方が好きなのですが、ここはどちらにも対応。

なんとラーメンのスープが鯖と豚骨を両方バランスよく使った味わい深いもので、美味しすぎて、すっかり飲み干してしまいました。昔ながらのラーメンでどこか懐かしくなってしまいます。鯖と聞くと、生臭いのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、全く、そんな臭みはなく、舌にまったりと残る味わいで、食べた後も余韻がすごく味わえます。

濃厚なラーメンが好きな方は、家系ラーメンがあります。また、鯖味がすごく好きな方は、つけ麺を試してみると、濃厚な鯖味がして、まさに鯖を食べている感じになります。レモン酢がテーブルにあって、それをかけるとサッパリいただけます。

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<鯖味濃厚つけ麺>

 

オフィスのカウンセラーもいろいろな性格の先生がいるので、この店のラーメンのようにぴったりした性格のカウンセラーに出会えるといいですね。そして、是非、カウンセリングの後に、美味しい店にいらしてみてくださいね。春日部には美味しいお店がたくさんありますので、帰り際に、おいしい店をご紹介しますよ。

 

第156回「1月の大雪はたいへんでしたね。」(2018.1.31.)

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<オフィスから見える公園も雪景色>

 

 本当に久々の大雪で都内は大混乱でしたね。

私は以前に買ったスノーブーツを履いていたので、滑ることもなく快適に歩けました。

 

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<水盤の中の水はカチンカチンに凍っています。>

 

 土曜日に大宮の仕事に行った時に、イタリー風レストランの玄関前に置いてある水盤(水瓶?)の水がすっかり凍っていて、指ではじいても微動だにせず、全く割れる様子がなかったのには、ビックリしました。どこまで深く凍っているんだろうと。北海道などでは珍しいことではないかもしれないですが。その朝、さいたま市は氷点下9.8度を記録しました。

 48年ぶりの氷点下ということで、思い出したのは東京へ小2から引っ越してきて、小5の冬、今頃だったと思います。ピアノの先生お薦めの旅館があるから、「初めてのスキーに連れて行ってあげる」と母が言い、軽井沢の旅館が取れたので、ずる休みで(この時、初めて学校をずる休み)、「さあ、出かけましょう!」と言ったその朝は東京が白銀の世界。雪で真っ白な状態でした。上野に向かうのもひどく道が歩きづらかったのを覚えています。

ところが、やっと上野駅に着いたら、アナウンスで、電車が全面ストップであるとのこと。当分動かないとのことで、諦めて、旅館はキャンセルし、仕方なく家に帰りました。

スキー上手の6歳上の兄が妹を可哀そうに思ってか、スキー板を出して、マンションの屋上に積もった雪で、滑らせてくれました。学校をずる休みしてバチがあたったのかもしれません。学校を休んだ翌日、担任から、「雪くらいで休むとは・・・」と言われて、「実は休んで、スキーに行って」なんて本当のことも言えず、押し黙っていました。

それ以来、大病などしてスキーには行けず、やっと行けたのは社会人になってからでした。精神科の病院に勤務して、そこの同僚というか、ドクターや心理、事務の方々、若い面々でスキー場へ。これは楽しい思い出でしたね。皆さん、雪嵐の中を豪快に直滑降で滑っていました。私は全く経験がなかったので、スキー・スクールに入りました。山の斜面にスキーを履いて立って、インストラクターの年配のおじさんに、ストックで背中を押され姿勢を正されたのを覚えています。

 

雪景色は過去の忘れていた記憶を思い出させてくれて、なんだか楽しい気分にさせてくれますね。断片的な記憶ですが、あの時、どんな気持ちだったんだろうとか、あの人と、あんな会話をしたなとか、たとえ、それがトラブルであったとしても、今はいい思い出ですね。

 

皆さんも雪の日、何を考えて過ごされましたか?

第155回「おかげさまで、阿部真里子臨床心理オフィスの25周年パーティーが開催されました!!」(2017.12.25.)

 

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 今年度2017年はオフィスにとって、25周年目であるということで、記念パーティーを12月10日に行いました。たくさんの皆さまに支えられた25年でした。お一人お一人の力添えで、オフィスはここまでやってこられました。本当にありがとうございました。

この25年、あっという間というか、突っ走ってきました。相談室として、保育園の1室をお借りしたことから始まり、2LDKのマンション、3LDKのマンションと移転して、今の4LDKのマンションに移ってからも早、13年目となりました。この13年を考えても猛スピードで経過した感じです。

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馬頭琴奏者 美炎さんの演奏の様子)

 

 ということで、じっくり、25周年をお祝いしようと、今春ごろから企画を考えていました。そんな中、5月3日(祭)に八王子で、人形浄瑠璃馬頭琴(馬の頭部の彫り物のついたモンゴルの楽器、モリン・ホール―馬の楽器―とも言う)のコラボで「スーホーの白い馬」が上演されると、SNSで知り、見に行きました。馬頭琴奏者の美炎さんと出会い、馬頭琴を教えて頂く事になり、5月末から練習を開始。約半年間の練習を積んで「天上の風」という曲を演奏することになりました。オフィスのスタッフも驚かせようと、みんなに内緒で朝・晩2回30分ずつ、自宅でも練習していました。馬頭琴は「世界一難しい楽器」と言われていて、2本の弦(外線と内線)があり、3~4か月くらいで、外線(低い音)はなんとか音がうまく出せるようになったのですが、その後から始めた内線(高い音)の方はきれいな音を出すのがとても難しかったです(ギイギイいう音になってしまうことも?!)。通常の楽器とは違い、指の爪の上の部分で、弦を持ち上げて弾き、内線を弾くときに、外線の弦の下から指をくぐらせる時もあるという難しさがあって、練習は難航しました。しかし、みんなに聴いてもらうという目標があったので、努力して続けられたように思います。

 

 20周年記念パーティー以来、ここ数年、ミュージシャンの方たちの演奏をバーやライブハウスなどに聞きに行くことをしてきました(最初は女性一人で、バーなどに入るのも勇気がいりましたが、だんだん平気になりました)が、「自分自身は何も楽器を演奏しない。聞くだけだ」と、気づいて、ちょっと自分もなにか楽器を演奏してみたくなりました。

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(アコースティックバンドの「ユズリハ」の演奏)

 

そして、当日、馬頭琴の初披露を迎えますが、いきなりと言うのでは緊張してしまうので、まずは、アコースティックバンドのユズリハ(息子もこの1員)に演奏していただき、次に、私と美炎さんの合奏で、「天上の風」を弾き、美炎さんに2曲(オリジナルな美しい音色の曲と、「万馬の轟き」というモンゴルの伝統的な曲を演奏していただきました。マイクを通して、美しい音色が響き渡り、幻想的な雰囲気になりました。

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(美炎さんと阿部の合奏「天井の風」の様子)

 

トリには言わずと知れたブルースバンドのSpider Tetsuさん(ボーカルとギター)、金田洋一さん(ベース)、中崎さちさん(ドラム)に、素晴らしい演奏をしていただきました。20周年記念パーティーの時からたいへん、お世話になっているオフィスとのつながりの深いバンドで、折あるごとに春日部まで来ていただいて、演奏していただいています。カフェのようなところに来ていただいたこともあるし、去年の学会の懇親会(春日部ふれあいキューブの広い会場)でも演奏していただきました。このバンドの演奏を聞くと、本当にウキウキするというか、元気が湧き出てきます。

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(ブルースバンドのSpider Tetsuさん、金田洋一さん、中崎さちさん)

 

このように、25周年パーティーは、まるで、音楽フェスティバルのように、さまざまな音楽を楽しみながら、食事し、歓談する会でした。当日のパーティー会場となった春日部西口のララガーデン前にあるAmerican Bar Fanny Gunsさんのお店も、料理の評判がとても良く、雰囲気も抜群、お店の方々も親切で大感激でした。ありがとうございました。

 

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ご参加いただいた皆さんに、お土産に差し上げた、銀座木挽町 よしやさんのどら焼きもおいしくいただきました。20周年の時に作った焼印(あべまりこ♡)は今もお店にちゃんと保管してあり、注文すると、それを押した、どら焼きが届きます。可愛いサイズのどら焼きです。

25周年を節目としまして、より一層、皆様のお役に立てる相談室として成長していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。そして、皆様、良いお年をお迎えくださいますように。

 

第154回 「11月は学会月間!!」 2017.11.22.

<日本催眠医学心理学会>

 

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11月3日~5日まで鹿児島大学で行われた日本催眠医学心理学会第63回大会に参加しました。去年、春日部市で62回大会を行ったことが、1年前なのにまるで夢のようにぼやけて、遠い昔の出来事だったような気がしています。

鹿児島大学の椰子の樹が並んでいる広いキャンパスの情景はなかなか都内などではお目にかかれない広大な風景でした。学会では来日したジェンセン博士の講演を聞きました。「催眠と認知行動療法を組み合わせて使うと、より効果が高い」との実証的な研究結果について話されていました。催眠は知的な認知を変えるだけでなく、感情にも働きかけていくので、より有効なのだと思います。また、ほかは、慢性疼痛への催眠の効果について脳の画像分析などでエビデンスを求める研究が発表されていて、とても興味深かったです。鹿児島はこれで、3-4回学会の折に訪れているので、今回はまだ一度も行ったことのない長崎のハウステンボスに友人のOさんと一緒に行ってみようと思い、旅行会社の方に相談して旅程を組みました。

鹿児島の学会が終わり、夕方17時24分の電車で長崎に向かいましたが、初めて乗った九州新幹線の旅はトンネルが多く、トンネルが途切れると、夕暮れの山の景色でした。長崎ハウステンボスまでかなり遠い道のりです。途中で在来線に2回乗り換えてハウステンボス駅に降り立ちました。そして、すっかり暗くなったハウステンボスまでの道を3-4分ほど歩いて、ハウステンボス前にあるホテルオークラまで歩いて行きました。古めかしい、外国風の建物の外観にワクワクしました。

 

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翌日は朝からハウステンボス散策。まずは2人乗り自転車で少し街をまわりましたが、坂などもあり、2人とも自転車に慣れてないので、ちょっとたいへんでした。次は予約しておいた馬での街のトレッキング。乗馬をしている人は

一人で手綱を持って乗っていいとのこと。「乗馬していて良かったなー」と本当に思いました。Oさんはスタッフの人の曳き馬で一緒に街を歩けました。最高に楽しかったです。みんな歩いている人が羨ましそうに見ていました。その後、馬車にも乗って、馬づくしで満喫しました。

自転車と、馬と、馬車に乗った後で、次はカートタクシーに乗って移動し、運河を見ながら、「デ ・アドミラル」というフレンチの店でランチ。ホテルヨーロッパの1階にあります。外国人のヴァイオリンニストのステキな演奏を聴きながら、ゆったりと食事しました。エビとマッシュルームのカレーをいただきました。カレーのルーが今まで食べたことがないほど、クリーミーで濃厚でした。何時間も野菜を煮込んで作ったルーであると聞きました。このカレーを目当てに来るお客さんもいるとか。

 

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その後、歩いて、パレス 王宮のガーデンを見に行き、絵の展覧会を鑑賞。ピカソや、シャガールユトリロその他の絵がありました。そこには素晴らしい庭園があり、ルーブル美術館を作った方の弟子が作った庭園とのことで、噴水を真ん中に左右対称の整った庭園でした。ここはハウステンボスの外れにあるので、すっかり疲れ、一度、出口まで行って、ホテルに戻り、2時間ほど休みました。

 

再入場(ディズニーの時のように手の甲に押した秘密の消えるスタンプを見せる)で、夕暮れのハウステンボスへ。予約しておいたイタリーレストラン「プッチーニ」の窓からは素晴らしいイルミネーションが見えました。だんだん、日が暮れると、一段と色鮮やかになりました。ディズニーと違い、高齢の方が多いのが目につきます。園内のバス、船、カートタクシー(個人・乗り合い)、1人乗り、2人乗り、4人乗りの自転車など、移動手段が豊富なので、それを使えば、容易に移動できるため、高齢の方でも楽しめるのかなと思いました。薔薇園や美しい建物が外国にいるかのような感覚にさせてくれて、真ん中を通る運河も、また、橋も、石畳の路も異国情緒を漂わせています。本物のレンガをオランダから取り寄せて造られた建物であると聞いていたとおり、ハリボテではなく、しっかりした建物でした。

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イルミネーションは建物の上から水が、流れて川になっていく感じにプロジェクション マッピングと組み合わせられとても美しかったです。色とりどりの電飾が地面を覆い、点滅する情景は見ごたえがありました。観覧車に乗って、その景色を上から見たり、ハウステンボスの真ん中にある一番高い建物 (タワー)のドムトールンの階上に登って見おろし、その後、運河に浮かぶ船で出口まで帰りました。いろいろな乗り物に乗って、いろんなものを見た一日でした。ハウステンボスで学会をやったことがあるという話を先日の鹿児島大学の学会で、ある先生から聞きました。JRAの立派な建物の他、たくさんの会議室があるようで、ここで学会があったら、また、是非来たいと思います。

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ハウステンボスから船で長崎空港に行けますよ」と、旅行会社の方が教えてくださったので、翌朝、ホテルでゆっくりと朝食を済ませ、ホテルからマリンハーバーまでタクシーで行きました。お土産物をちょっと見てから船に乗り込みました。船で空港へなどということはなかなか体験のできないことで海の景色を楽しみながら、帰路に就きました。さらばハウステンボス

 

<祈りと救いとこころ学会>

 

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11月18日(土)は息子と2人で学会参加しました。去年から参加している「祈りと救いとこころ学会」。宗教と精神医療の接点を探る学会が、たいへん面白かったです。大会長が昔、私が20代のころ勤務していた精神科単科の病院でご一緒させていただいていた、レジリエンスなどの研究で、ご高明な加藤敏先生(自治医科大学名誉教)で、楽しく参加しました。途中、ハープ(竪琴)の演奏などもあり、癒されました。死期を迎えた患者さんに病床で患者さんの呼吸に合わせて演奏されるとのこと。また、台湾では、病院にいろいろな宗教の神を祭った部屋があり、患者さん自身も、その家族もその部屋を自由に利用できると聞きました。日本では宗教色は敬遠されがちですが、宗教の力も大きな「癒し」の意味を持つと思いました。「臨床宗教師」という病床で亡くなりつつある方のお話を聞く資格があることも初めて知りました。その教育訓練機関では仏教やキリスト教など、いろいろな宗教の方が一緒に勉強するとのことでした。

「遷延性悲嘆障害」という、大切な人を失った後、生じる障害についての発表も精神科医の先生からありました。この障害の場合、回復になかなかお薬の効果が表れにくいとか。私のオフィスでも最近ではやはり、大切な家族を亡くされた方、あるいは大切なペットを亡くされた方など不調となられる方も増えている様に感じます。精神医療にとって、グリーフケアは重要な問題であると思いました。

 私自身、10月末に永らく親しくさせていただいていた方が亡くなられ、「お別れ会」に参列したばかりなので、この学会に参加して気持ちに整理がつけられたように思います。

 

そして、この学会の慣例で、懇親会で病院の患者さんによるヨサコイ・ソーラン節のパフォーマンスが披露されました。この学会の母体となっている池袋にある病院はデイケア・ナイトケアに力を入れていることで有名です。あれだけのレベルの踊りを披露するのはたいへんだと思いました。週三回、90分の練習が行われるとのこと、タップダンスを習っていた私の経験から、本当に頭が下がり、拍手を惜しみなく、患者さんたちに送りました。

 

「生と死」などいろいろ考えさせられる学会でした。

 

第153回(2017.10.25.)「新しいことに挑戦してみました!」

春日部の東口からイオンモールに向かうバスに乗って「春日部女子校入口」というバス停の次の「樋堀西」(ヒボリニシ)というバス停から歩いてすぐの、「ボルダリングサイトB3」というところに、先日、行ってみました。2年前にできたお店で、いつもイオンモールに行く時に横を通るたびに、「面白そう!」「やってみたいな!」とは思っていましたが、なかなか、決心がつかなくて行けませんでした。事務のHさんも「やってみたい」と言われるので、「じゃあ、一緒に」ということになりました。

 

 ボルダリング(クライミング)というと、テレビなどで見ていると、「上まで壁を登ると滑車とロープで、下に下がってくるイメージ」がありましたが、ここはそんなに高くない壁(5-6m?)なので、下に厚めのマットが敷かれており、自分で降りてきて、そのマットの上に着地するという感じで、安全で手軽にボルダリングを体験できました。

 

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 最初に、お店の女性(インストラクター)から簡単に説明を聞いて、壁のいろいろな色と形の突起部分に、手と足を置いて、上に登って行きます。なかなか難しくて、思うように上に上がれなくて、何度も断念したりしました。

 

 初心者用のコースや子ども用のコースがあり、できるだけ簡単なものに挑戦しました。しかし、それでも、手のつかみ方や、足の置き方が難しかったり、ちょっと上に上がると怖かったりして、しばし、床に降りて、壁を眺めているだけの茫然自失の時間も長く過ぎました。3時間ということで時間を取ったのですが、結局2時間くらい、試行錯誤で壁に挑戦していました。

事務のHさんは若いのもあって、ずいぶん元気に何度も何度も難しい上のコースの壁にも挑戦されていました。

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 私には「ゴールはとても無理かな?」と思っていましたが、最後に、子ども用の壁のコースに挑戦し、お店の方にもアドバイスいただきながら、登って行くと、ゴールに到達することができました(ゴールと書いた突起を両手でつかんで10秒ほど数えるとOK)。その時の、爽快感・達成感と言ったら、あまり日常では感じないものでした。とてもすっきりした感じ。みなさんも、ボルダリングに挑戦してみませんか?楽しいですよ。