臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第47回(2006.12.24) <イブの夜に>

クリスマス・イブです。今、タップダンスの今年最後の練習から、帰ってきたところです。



 思えば、今年は阿部にとって、とても充実した年でした。いろいろ初めてのこと(タップ発表会)にも挑戦し、遠いペルー・マチュピチュにも旅行に行けました。

 臨床心理士S氏はめでたく結婚。火曜研でお世話になっている高久先生のバウムテストの研修会をオフィスで開催することができたし、忙しかったけど、一生忘れられない年かもしれません。そして、昨夜飛び込んできたニュースは阿部にとっても、オフィスにとっても、とてもうれしいニュース!最大のクリスマスプレゼントでした。
 
なんと、オフィスのスタッフ3名が見事に、難関の臨床心理士の資格試験に合格したのです。関谷さん、伏見君、岡島さんです!!

 これから、また、さらに研鑽を続けて、一人前になっていくことになります。

 臨床心理士になるまでの道のりはとても長く厳しいものです。大学の心理学科はどこも倍率がひどく高く、入るのが容易ではありません(就職が良いわけでもないのに!!)。

そして、心理学科大学院となると、またこの入試がたいへんで、超・狭き門で受かるのがとてもたいへんです。そして、やっと大学院に入ったと思ったら、今度は就職難が待ち構えている。大学院の修士課程を修士論文を仕上げて3月に修了して、その年の10月~12月にある資格試験を受けますが、資格試験の勉強をしたり、何らかのカウンセリングの仕事についている場合にはそれに励みながら、研修なども受け続けて、腕を磨くことになります。

相当忙しい毎日になります。資格を取る以前の生活は(取った後も保証はない)もっとたいへんで、カウンセリング以外の仕事もかけもちしている人もいるくらいです。臨床心理士の数が多いのに、それだけ職場がたくさんは用意されていないので、どの求人にも臨床心理士が殺到して(50倍とかざらです)たいへんなことになっています。

 このような苦労をそばで見てきたからこそ、臨床心理士になれたことがとても祝福できます。しかし、これはスタートで、これから、臨床をしていくと、谷あり山あり、もっと苦しくたいへんなことが待ち構えていると思うので、3名の方には気を引き締めて、たいへんさに負けないよう。少しでも、オフィスを利用してくださる方のお役に立てるよう、頑張って欲しいものです。



オフィスをご利用のすべての皆様の、来年1年のご多幸をお祈りいたしますと共に、今年のご利用を感謝いたします。どうぞ、良いお年をお迎えください。