臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第58回(2007.11.15)

皆さん!!お元気ですか?気温も下がり、街路樹の紅葉も見られ、ずいぶん秋らしくなってきましたね。自宅近くでコスモス畑を見つけ写真に撮りました。そよそよと、風に揺れて、優しい感じがする花ですね。 



<タップダンスその後>
阿部はタップを始めて2年となりました。3年目に入るところです。
先日、豊春地区公民館での発表会(10月28日)も無事に終わりました。
今まで、趣味で長く続いたものがなかった(というより「趣味」と呼べるものが何もなかった)ので、4年以上続いている乗馬と、2年間のタップは本当に阿部の財産ですね。すごくうれしいです。進歩はほんの少しずつですが、時々、上達していることを実感します。 人間の可能性って計り知れないなーと自分で不思議な感じがします。病気で具合の悪かった20代―30代の頃のことを考えると、本当に身体をこんなに動かせるのが幸せという感じです。タップダンスも乗馬もバランスが要求されるので、なんとなく身体のバランスが良くなってきている感じがします。前ほど転ばなくなったし、何かに足をぶつけることも少なくなりました。 

 



今回は「LD‘S バウンス」という曲でメイドさん(白いエプロン姿+ハタキ)の格好で踊ったり、夏のキャンプでも踊った、マイケル・ジャクソンの「スリラー」をボロボロのヒョウ柄の衣装で踊ったり、キラキラの赤い衣装で「フリントストーン」という曲でのフィナーレを踊りました。大阪の学会などで練習時間が少なく、3つの曲をうまく踊れるかどうか、どうなるだろうと心配でしたが、なんとか、踊れました。増田かおり先生や仲間の方たちの支えのおかげですね。良い仲間に恵まれて、幸せです。今回は初めて息子も見に来てくれたので、それも、とても、うれしかったです!!  


<20年ぶりの再会>
 阿部は20代の大学院生の頃、精神科単科の病院に10年間勤務していましたが、その初期の頃に、同じ時期に勤務を始めて、一緒に楽しく過ごさせていただいた、ドクターNが我がオフィスに、はるばる訪ねて来てくださいました。ドクターNは沖縄で開業されている精神科医の先生で、先ごろ、著書も出版されました。その日勤務のオフィススタッフ、事務の河野さん、カウンセラーの西村さん、実習生の岩間君と阿部でお迎えし、昼食を食べながら、しばしの歓談。とても楽しい時を過ごすことが出来ました。その昔の、精神科の病院の医局では、真面目な精神医学の話やケースについての話、ロールシャッハの研究会などもありましたし、辛いことや困難なことも多くありましたが、20代~30代の精神科医と、心理が6-7人いて、休みがあると、仲良く横浜の中華街へ出かけたり、ディスコやカラオケ、スキーに行ったりと、いろいろな楽しい思い出もあります。そういった支えがなければ、10年も精神科での勤務は続いていなかったと今は感謝しています。
今のオフィスの雰囲気もこの頃の医局の雰囲気に似ているかもしれません。

今回ドクターNとお話して不思議だったのは20年がワープしてしまい、どこかへ消えてしまい20年という時の隔たりを全く感じなかったこと。あの医局にいた時の「20代の私」にすっかり戻ってしまい、話していたことでした。あの時と、話し方も全く同じ、気持ちも変わらず、違和感を感じなかったことがかえって、とても不思議でした。スタッフのみんなも、ドクターNの、お人柄に、深く感銘を受けたようで、楽しそうな様子でした。N先生ありがとうございました。