臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第101回(2011.12.13)

今年も残りわずかとなりました。寒さも一段と厳しさを増しています。
みなさん、師走となり、お忙しいことと思います。
 
 10月の末から12月初めまで、阿部はいろいろなイベントが続き、めまぐるしく忙しかったです。仕事の合間に行くので、帰ってから空いた分、もっと仕事が忙しかったりでした。でも、やはり人間たまには休んで、リフレッシュしないとだめだなあと実感しました。オフィス利用者の皆様にはよくそのように伝えているのですが、自分も気付いたら根を詰めすぎ、キリキリして、ストレスを溜め込んでいました。

 まずは10月30日(日):タップダンスの発表会。オフィスの現・実習生の男性3人組が阿部と一緒に出演して、舞台を楽しく盛り上げてくれました。「3人合わせて007」というスパイの役で、黒い上着とソフト帽など衣装もキマリ、ばっちりでした。小さい頃からバレーを習われてきた女子高校生のユリナちゃんとのかけひきでの3人の演技がとても面白かったです。3人も1曲だけ、「007」のタップダンスを練習を重ね踊ったのですよ。それぞれ、空手の得意な実習生のO君、テニスのできるS君、演技派のOZ君と、個性が豊かで、楽しめました。

 次は11月18日(金)~20日(日):島根出雲~松江・鳥取境港への旅行。高校時代の友人を誘って、母の葬儀をしていただいたお寺の和尚さんの企画された団体ツアーに参加。山陰方面は初めてなのでワクワクしました。


頼久寺(岡山県

 第1日目:久しぶりに羽田から飛行機に乗って、岡山空港に。岡山空港から観光バスで、島根に向かう途中で昼食。昼食後、「頼久寺」というお寺の庭園を見ました。借景の美しく手入れされた庭園で、広い枯山水がありました。次に、島根の安来にある足立美術館という日本一の庭園美術館に行きました。落ち葉一つ落ちていない、まるで写真のような庭園をガラス窓の中から見学しました。

 その夜は玉造温泉に宿泊。温泉に浸かってゆっくりした後で、ツアーの皆さんと宴会でカラオケなどを楽しみました。蟹づくしの美味しい夕食でした。

 2日目:玉造温泉から、出雲大社に向かいました。大きなしめ縄が特徴の社殿で、ご祈祷を受けました。本殿は工事中とのことで見られませんでした。ご祈祷では、古式にのっとって神主さんが祝詞をあげた後、巫女鈴(棒の先にいくつも鈴のついたもの)を持った巫女さんが、太鼓や笛の音とともに巫女舞を舞い、独特の雰囲気の中、お祓いが終わりました。

 出雲大社の後は、山の上にある、一畑寺に行きました。「目の見えない母親を抱えた猟師の息子が、海から薬師如来像を引き上げて、お祀りしたところ、崖から飛び降りれば母親の目が見えるようになると夢に薬師が出てきて言われ、崖から飛び降り、息子も怪我をせずに、母親も目が開いた」という言い伝えのあるお寺で、目の病気の良くなる薬師をお祀りしているとのことでした。そこで売っていた番茶を買いました。旅行から帰って袋を開けてみると、普通の番茶よりも大きな葉っぱのままが入っていて、香ばしい香りのするものでした。

しんじ湖畔のレストランで昼食の後、松江城に行きました。お城の狭くて急な階段を登るのが一苦労でしたが、登ると、湖や町の素晴らしい景色が広がっていました。
次は武家屋敷に向かい、昔の武士の暮らしぶりを見ました。その夜は皆生温泉に泊まりましたが、海のすぐ側の旅館で景色や波の音に癒されました。温泉からも波が打ち寄せる様子がライトアップされて見えました。


皆生温泉鳥取県)の部屋からの眺め

3日目:皆生温泉から美保関灯台へ行きました。風が強く、かなり寒く感じられました。山陰最古の灯台とのことで、現在は使われていないとのことでしたが、灯台の白い美しい建物が岬に立っていて、風光明媚な場所でした。


美保関灯台島根県

 その後、鳥取のある家に落下した隕石を展示してある、メテオプラザに行きました。実際の隕石はケースの中で触れませんでしたが、同じ重さの模型が展示されており、持つとずっしりと重く感じました(5ー6キロ?)ので、これが3階建ての家の屋根を突き通して1階の畳の上にめり込んでいたということで、怪我人がいなくて、幸いだったと思いました。


由志園(島根県

 大根島(中海という湖の中にある)の中の由志園(庭園の中の和食のレストラン)に行き、食事の後、庭を散策しました。ここは1日目に行った、足立美術館と違い、庭の中を歩き回れるので、また、楽しめました。大根島というのは実は高麗人参を作っている場所で、高価なものだけに盗まれたら困るということで、大根と呼んでいたために、大根島となったということで、高麗人参入りのコーヒーやソフトクリームを飲んだり、食べたりしたら、お腹の中がポカポカして、暖かくなりました。

 最後は「ゲゲゲの女房」で有名になった、水木しげるの故郷、境港へ行きました。なんの変哲もない、普通なら寂れているような港町が、鬼太郎ネズミ男などのキャラクターの銅像や、グッズを売っているお店で埋め尽くされて、観光バスが何台も止まっており、大勢の人々で埋め尽くされていました。ゲゲゲの鬼太郎の曲も流され、楽しい町に変化し、お土産を買い求める親子連れでにぎわっていました。とても楽しい気分になりました。


鬼太郎銅像


大きな鬼太郎の前で

 大きなゲゲゲの鬼太郎銅像のある、お土産物のセンターに寄った後で、米子空港(つい最近米子鬼太郎空港に名前を変えた)へ向かい、羽田に戻りました。
本当にひさしぶりに、ゆっくりリラックスできた、楽しい旅行でした。


米子鬼太郎空港(鳥取県

 11月28日(月)にはエアロスミスのコンサートに東京ドームに行ったり、12月1日(木)には竹芝の自由劇場劇団四季コーラスラインを見に行ったり、12月3日(土)には第1回ブルース・ナイト イン 春日部を春日部のライブハウスに見に行ったり、刺激的でした。12月4日(日)は早めのクリスマス会をオフィスで、12月10日(土)には息子の友人の結婚式の二次会出席など、超ハードな日々でした。充実していました。

 それでは早めですが、皆さん、良いお年をお迎え下さい。