臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第10回(2005.6.28.)

月のメッセージを風間希映先生が書いてくださってアップしてあります。なるほどなーと思いました。最初から、「今日は何にもしない」と決めておけばゆっくり休めるというの。本当にそうだなーと思いました。
 小学校に二宮金次郎銅像があって、なんだか、休んだり、遊んだりがいけないことのように思える日本。
 外国の人は仕事も相当がんばるけど、いろいろもっとリラックスして、生活を楽しんでるよなーと思います。
 これまで、いっぱい仕事をして(80%)、ちょっとだけ遊ぶこと(20%)が許されるような感覚で私もいましたが、生活の中で、自分なりに快適な遊び・休息・仕事・睡眠などの時間配分をその時々で、決めてもいいのではないかと思いました。余裕があれば60%くらい遊びでも・・・とはいっても、遊びが多すぎると、なかなか生活が経済的になりたたないか?
 以前、阿部がいろいろ指導していただいた精神科医神田橋條治先生がかつて「生活している時も、歌舞伎役者なんかのすごい人は全部歌舞伎のことを考えているから、特に気晴らしはいらないんじゃないか」というような話をされていたことがあって。理想を言えば、私も遊ばなくても、というより遊びの中にもカウンセリングについて考えることが
浸透していて、研修になっていれば、特に遊びと仕事と境界を設けなくてもいいよなーと思いました。きっとそれが「本物のカウンセラー」でしょう。我々の師匠というかオフィス顧問の河野良和先生はそんな感じですよね。食べること、お酒を飲むこと生活すべてがカウンセリングの研修って感じです。

 ところで、先日、"We Will Rock You" というミュージカルを新宿コマ劇場に見に行きました。
 クイーンの曲がふんだんに使ってあるミュージカルで、最後の方は客席で立ち上がって手拍子や手を振って参加!!楽しかった!さながら、ロックコンサートのようなミュージカルでした。大興奮!
"I was born to love you" という歌をキムタクのドラマで流れているのを聞いて以来、私は好きになったのですが、 クイーンのフレディー・マーキュリーという人がこの曲を歌っていて、自分はHIV感染者だと告白して、その後で亡くなったということを知って感動を覚えました。病気でつらいときに、こんなに愛にあふれた曲を歌えるんだと思いました。そして、曲を聴きながら泣けてきました。

追記: 「うちの息子もロックやってますー!」(上の写真です)