臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第26回(2006.1.17.)

皆さん、新しい年が始まって、いかがお過ごしですか?

今年は各地で大雪の被害で、100人もの方が亡くなったと、ニュースで聞きました。雪がきれいと言えるのは、雪の少ない地域でのことかもしれません。雪は怖いなと思いました。亡くなられた方の、ご冥福をお祈りいたします。

 ところで、阿部は初めてライブハウスなるものに行きました。去年8月にクイーンのロックのミュージカル、11月にはコンサートを聞きに行ったので、「免疫」?はあったけど、やはりお腹にズンズン響くような大音響。

 小さいライブハウスなので、余計にです。阿部の今年20歳になる息子の属しているバンドのライブということで、「場違いかも」と思いつつ、見に行きました。やはり、観客はほとんど若いギャルと、若い男の子ばかり。ソロで歌う人ーユウさんーが4曲ほど歌った後、バンドの演奏で、ボーカル、ラッパー、ギター、ベース、ドラムの5人で、時々、食事を一緒にしながら話すので、顔見知りの子もいます。息子はちなみにベースです。中3から習っていたので、それなりかな?よくわからないのですが、みんな上手でびっくりしました。息子の保育園時代にお世話になったヒゲの園長先生(園長もギター好き)も見に来てくださって、とてもうれしかったです。

 阿部は前にも書きましたが、小学校6年の時に腎臓を悪くし、ずっと長いこと、ステロイドばかり飲んでいて、やめることが難しかったので、子供なんて産めないかもしれないと、思って中学~大学時代を過ごしました。その後は、結婚・出産し、子供が小さいときは入院ばかりしていて、保育園のお遊戯会にも見に行けなかったし、また、次は健康になったはいいけれど、忙しくて仕事が休めなくなり、小中学校の文化祭などでの合唱や、演奏も見られなかったので、今回、成人式を迎え、フツーの親だったら、見に行かないような、ライブを見せてもらって感激しました。

 先日実家に行ったら、昔阿部が病気で死にかけた時に、輸血をしてくださった方々のリストの紙切れがまだ残っており、たくさんの方の支えで生きてこられたのだなと改めて実感しました。今度は、恩返しのために生きていければいいなと思っています。