臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第63回(2008.3.17.) 「もう暖かな春ですね!!」

年度末は忙しくてあわただしい感じがしますね。
こんなときこそ、自律訓練法を練習して、リラックスして、
おだやかに過ごしたいものです。阿部もしばしば練習していますよ。
まだ、オフィスで指導してもらっていない方は、お気軽に申し込んで
みてくださいね。日常生活にかなり、役立ちますよ!

 早咲きの桜は自宅のそばの桜の小さな株に咲いて、春の訪れを
確実に感じます。 

 先日、NHKテレビをたまたま朝見ていたら、タップダンサーの
中野ブラザーズ」のテレビ番組が放映されていました。
なんと、60周年記念の公演を東京でされるまでの練習など含んだ記録でした。
73歳と71歳の男性タップダンサー、でも、足さばきに、まだまだ衰えは
感じられませんでした。(少なくともタップ初心者の阿部は目を見張る
ような凄い早いステップ!!)
 関節炎などで足が痛んだり、肺の障害で息切れがしたりはありますが、
お二人とも現役のタップダンサーで、たくさんの若いお弟子さんに囲まれて、
楽しそうにダンスを踊られます。「素晴らしいなー」と思いました。
 私はタップダンスを始めて2年だし、仕事や父母の介護などで
いろいろ忙しくて練習に行けない時もあるけど、一生出来る限り、
タップダンスを踊って行けたらいいのにと思いました。
もちろん、今教えて頂いている、増田かおり先生やお仲間と一緒に。
まだまだ若いと考えていたけれど、確実に身体の老化は忍び寄ってきていると
実感しています。健康維持や体力増強のために、タップを続けたいです。

 また、テレビの話で恐縮ですが、何気なくテレビを見ていたら、
野生の馬たちの群れの様子を写したテレビ番組がありました。(教育テレビ)
馬が一瞬でもテレビに映ると、もう目は釘付けになります。
じっと、見ていると、馬たちが親愛の情を相手の馬に示すときに、
首のあたりの毛をハミハミ、軽く甘噛みしては、頭をこすりつける動作を
互いに繰り返しやっていました。
「そうか!これか!」と阿部は思い、さっそく。乗馬クラブの
馬に指で、口の形にして、ハミハミして、私の頬をすりつけて見ましたら、
ジョージという馬ですが、自分も同じにしようとして、目を細めて、
頭を私にすりすりしようとして甘えた様子。可愛くなってしまいました。
 馬には馬のやり方、挨拶の仕方、気持ちの伝え方があるんだなと思いました。
人間同士だって、その人に合わせて、その人が気に入るやり方で、気持ちを
伝える必要があるのかもしれません。改めて、カウンセラーである私はそのことを
発見しました。こちらが、良かれと思って行った言動が相手には受け入れられないもの
だったり、不愉快にさせたりしてしまうこともある。相手の気持ちをくんでというのは
言葉で言うのは易しいけれど、かなり難しいことですよね。