夏休みもあっという間に終わってしまい、新学期が始まりました。
まだまだ暑いのもあるし、また、夏休み中、ゆっくり過ごしていたので、身体がついていかない感じです。今年の夏は、8月上旬に、研修会(通称キャンプ)が終わってしまったので、なんだかいつもよりも長い夏休みのような気がしました。キャンプが終わるまでは、いつもとても気が張っているのですね。
オフィスのキャンプの後、中旬には箱根に家族で行きました。箱根は何度も行ったことのある土地なので、懐かしい感じや、その折々のいろいろなことが思い出されて、見知らぬ場所へ行くのとは大違いだと思いました。 私は大阪生まれですが、東京に家族で小学2年生の時に引っ越して、たぶん、その夏だったと思うのですが、箱根に旅行しました。その時に泊まったのが冨士屋ホテルで(今回は通りかかっただけでした)、今も昔と全く変わらぬ、たたずまいで、そこにそのままあるのが不思議な感じでした。冨士屋ホテル周辺の寄せ木細工のお店やさんもその当時と、ほとんど変わっていない雰囲気です。小学2年以降も、私の父の知人の別荘に招待されたり、幾度となく、いろいろな季節に箱根を訪れました。
今回は芦ノ湖で足漕ぎボートに乗ったり、ランチを食べたりして、ロープウエイ(これは昔とは比べられない程近代的で、20人も乗れる大きさの新しいものになっていました)にも乗り、ボコボコと硫黄泉の湧き出ている大涌谷に降りてまっ黒に茹でられた温泉卵も食べました。今回始めて行ったのは「ガラスの森美術館」と「星の王子様ミュージアム」でした。
ガラスの森ではガラスで庭などに装飾が施されており、シャンデリアに付いているようなガラスの細かい粒が、樹の様に飾られていたり、ドーム状になっていたり、太陽に照らされて燦々と輝きます。とても美しかったです。
星の王子様ミュージアムはフランス風のお庭や建物、路地が作ってあり、とても素敵でした。メルヘンの世界にいるようです。星の王子様の作者サン=テクジュペリの一生をたくさんの写真や過ごした部屋のイメージの再現などで、辿っていくのが面白かったです。クロスワードパズルを入り口で渡されるので、しっかり展示されている内容を読まないと解答できません。たとえば、「サン=テクジュペリの生まれた場所は?」(答えリヨン)とか、「1931年、文豪アンドレ・ジッドが序文を書いた「○○飛行」が出版されます。」(答え夜間)とか、タテヨコの鍵が並んでいて、クロスワードになっていて、解いていくのが結構難しかったです。賞品はこの可愛い星の王子様の絵の缶バッジ。いろんな色がありました。ミュージアムの中のしゃれたレストランでフランスの田舎料理も食べました。
マッシュポテトの中に、お肉やお魚が包まれている濃厚なクリーム味の料理でした。
お土産には「強羅餅」というのをお店まで買いに行きました。きつい坂の途中にあり、車が下がってしまうのではないかと思う程でした。強羅餅は日持ちはしませんが、柔らかくてとても美味しかったです。
箱根から帰ってからの最後の週は、「崖の上のポニョ」を見たり、「20世紀少年」を見たり、映画三昧でした。「ポニョ」は予想通りでかわいい感じでした。特に、船の上にいる船員のお父さんと、ソウスケのサーチライトでの交信には目を見張りました。ああいうの、やってみたいですね。「20世紀少年」は予想外に面白かったです!!(☆☆☆☆☆)。美容師さんに髪をやってもらいながら話をしていて、彼女に「漫画を読んでないとわからないかもしれませんよー」と言われましたが、読んでなくても大丈夫でした。