臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第85回(2010.1.26.) 「出会いと別れ」

毎年この季節になると寂しいなーと感じてしまいます。

2つの大学院からオフィスでお預かりして実習に取り組んで来られた、実習生さんたちが、1年、あるいは2年で、オフィスから巣立っていくからです。「手塩にかけて育てた」というのは大げさですが、一人一人のことを考えて、その人の得意なところを伸ばしていき(不得意なところも、それはそれで、生かして?)、オフィスの仕事も覚えてもらい、オフィススタッフとも、馴染んだ頃にはもうお別れです。

実習生 宮寺さんの、もう少しするとアップされる、「2月のメッセージ」でも、「名残り惜しい」という気持ちが言葉で表現されていますが、まさに送り出すこちら側にもそれはあてはまります。でも、「卒業する」ということは、新しい場所での可能性がたくさん待っているということなので、喜んで送り出したいと思います。実習生さんたちはオフィスの業務の他に、度々の、オフィスでの行事(研究会、お花見会、納涼会、キャンプ、クリスマス会)で親しくなっていきます。力を合わせて、オフィスでのいろいろな課題に取り組んでいきます。

1月末の「新年会」が実習生さんの参加される行事としては最後のものになると思います。新しい場所で、みなさん頑張ってくださいね。時々はオフィスにも里帰りしてください!!

去年1月22日に私の母が亡くなり、今年は一周忌を迎え、無事お寺で法要を済ませる事ができました。真紅の薔薇が好きだった母でしたので、お葬式の時と同様に、赤い薔薇を手向けました。オフィスを利用してくださる方々も、大切な誰かを亡くされた方も多く来られますが、その気持ちに少しでも寄り添えるように、自分の体験も大切にしたいと思っています。

お寺の帰りに、家族で会食をしましたが、銀座の「かに道楽」というところでした。昔、子供の頃、映画の帰りに母も一緒に行ったことのある店だと思いますが、ずいぶん新しくなり、広い清潔な店内で、蟹づくしのコースのようなランチで、お手ごろ価格のものもあり、新鮮な蟹のお刺身や、ゆでたものが出て、大満足でした。家族で美味しいものが食べられる幸せを実感しました。

 また、1年間、オフィスを、どうぞよろしくお願い致します。