臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第94回(2010.12.3)

朝晩冷えて寒いですが、いかがお過ごしですか。 

10月31日(日)には豊春地区公民館でタップダンスの発表会があって、オフィスの実習生さんの、Kさん、Mさん、TM君、Uさんの4人とともに阿部も出演しました。夏のキャンプの時に、クイーンの曲の「ウイー・ウイル・ロック・ユー」をみんなマスターしたので、「本番の舞台にも出ちゃおう!」ということになって、オープニング近くのジュリー(沢田研二)の曲「シーサイドバウンド」で、アロハシャツを着て、元気に踊りまくるダンスを新たにマスターし、みんな完璧なまでにマスターした「ロック・ユー」と、フィナーレの曲での、最後のラインダンスに実習生さんたちも舞台に出る事ができました。

主役の怪盗ルパンを演じたTM君は持前のすらっとした体型とルックス、演技力、本番に強い大胆さで、見に来てくださった、みんなを魅了してしまいました。古参のタップメンバーで、美容師さんのミツオさんに、髪型もばっちりセットしてもらい、増田先生からは舞台栄えする濃いお化粧をしてもらい、ほんとカッコよかったです。本人は後で「すごくあがった!」と言っていましたが、こちらから見て全然あがっているようには見えませんでした。タップの増田先生をはじめとして、皆さんにはたいへんお世話になりました。また、神奈川から高校時代の友人のマッキも駆けつけてきてくれました。

そして、その後直ぐ、例年のように、キャンプのフォローアップ会を11月3日に代々木のオリンピックセンターで行い、11月はとても忙しく過ごしていましたら、あっという間に、11月も終わってしまいました。

 フォローアップ会では昔、東京オリンピックで選手村として使われていた施設の、広い敷地の、たくさん樹木の植わった中庭で、実習生のKさんやT君が大学院の先生に教わったという、「ネイチャーゲーム」というものを仕切ってくれました。みんな楽しんでそれに取り組みました。ビンゴのカードのように、一枚の厚紙を四角く線で区切ってあるカードの、一つ一つの区切りの中に、「白いもの」とか「綿毛の生えているもの」「顔に見えるもの」「生き物の住処」「甘い匂いのするもの」などの項目が書かれていて、すばやく並んだ項目の一列すべてを見つけることができた班は手をあげるのですが、基準として、それが適切なものかどうかをその班のみんなが合意することという条件がありました。私の属していた班では、カウンセラーのS先生が鋭い視点で、次々、項目にあったものを見つけて、 たとえば、生き物の住処は、木のまたに張ったクモの巣を見つけたりと、アイデアが斬新でした。甘い匂いとして、「カウンセラーのH先生」と言っていたグループがあったのは面白かったです。