臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第138回(2016.6.27)「学会の大会準備で大忙し」

皆さま、蒸し暑い日が続いていますが、お元気ですか?

 

 阿部真里子臨床心理オフィスが日本催眠医学心理学会第62回大会(2016年10月14日~16日)を春日部西口のふれあいキューブでお引き受けすることになり、準備に追われています。

 

 私は社会人の方の相談で、新しい部所に異動して、新しい仕事に取り組まなくてはならず、とても不安だというようなご相談を受けることも多くあります。

 今回、私も学術大会を引き受けるという初めての大きな取り組みでプレッシャーがあったり、不安だったりしています。夜もよく眠れない日もあったり、焦ったり。しかし、このような体験も、相談にいらっしゃる方の気持の共感につながるのかなと思っています。

 

 これまで体験したことのないことを行うためには過去にそのことがどのように行われていたかをよく知っている人に尋ねたり、あるいはどこかに書いてあれば、調べたりということになりますが、こちら側のいろいろな事情や条件も違うので、自分なりに工夫し取り組まなくてはならず、かなり頭を使ったり、人とのコミュニケーション能力を要したり、過去のさまざまな経験を総動員して、自分で組み立てて行かなければいけません。

 このような会の運営はまわりのスタッフや関係者のご協力なしではまったく成就しないということを改めて思い知らされました。

 励ましてくださる方もまわりにたくさんいて、ありがたい気持ちでいっぱいです。この場を借りて、ご協力いただいている方に深謝申し上げます。

 

 学会は主として、専門家(精神科医臨床心理士精神保健福祉士、心理学系大学教員その他)の集まりでの催眠技法研修会や大会発表などが行われます(これは参加要件があり、専門家対象です)が、その中で、今回は最終日、最後のプログラムとして一般市民の方にも参加していただけるように、「市民対象講演会」を企画いたしました。

 現心理臨床学会の理事長で、本学会の元理事長を務められた鶴光代先生においでいただいて「催眠はこころとからだの生命力を回復させる」という題名でお話ししていただきます。

 一般市民の方に正しい「催眠」の知識について、お伝えできればと思っています。鶴光代先生は、成瀬悟策先生が催眠から考案された「臨床動作法」についても第1人者であり、みなさまにこころとからだの回復について多くのことを伝えていただけると思います。

 

 どうぞ、10月16日日曜日、14時半からふれあいキューブにお集まりください。お待ちしています。

 

<ポスターを貼りつける>

スカイプによるスーパーヴィジョンのご案内>

それから、心理の専門家のみなさんへのお知らせです。

 以前からも行っていたのですが、スカイプによるスーパーヴィジョンも阿部は行っています。遠方の方でも、気軽にSVが受けられます。

 北海道から九州、離島まで、さまざまな方がSVをこれまで受けて来られました。

 阿部は精神科病院(10年)やクリニック(20年)での臨床経験も長く、また、スクールカウンセリングについても私立中高等学校から始まって、初代文部省委託事業の埼玉県スクールカウンセラ―を行い、東京都のスクールカウンセラーになり現在に至っています(30年)。開業も24年目となっており、さまざまな経験からのSVができるかと思います。スカイプの使い方がわからない場合にはお教えすることができると思います。ご活用、よろしくお願い致します。