あっという間に、1月も末になってしまいました。
寒さの厳しい日があるかと思うと、これを書いている今日は
ポカポカ陽気で、10度を超える3月の陽気となっています。
今日は乗馬に行き、馬たちものんびりしていた感じでした。
寒い日は馬たちも殺気立っているというか、敏感で怖い感じの時も
あります。
12月末~1月にかけて、映画をいくつか見ました。
大ヒット上映中の「君の名は。」ももちろん見ましたが、
私が感銘を受けたのは、「この世界の片隅で」という映画です。
これもアニメで、「クラウドファウンディング」という、一般の人から
資金を募って集めて、映画を作り、最後にお金を出してくれた人の名前が
ずらっと書かれています。キネマ旬報賞の日本映画部門で第1位に輝きました。
第2次世界大戦の頃のお話で、広島から呉にお嫁にいった女性が
生活の中で体験するさまざまなことが描かれています。
主人公のすずさんの声が能年里奈(のん)で、のんびりとしたいい味で、
フアンタジックな場面もあり、柔らかな色調の絵なので、見ていて優しい気分に
なれます。悲惨な戦争の話なのに、おだやかなゆったりした気分になり、不思議です。
ネタばれしない程度に、映画の内容に触れますが、すずさんは遠いところにお嫁に行って、
夫の姉との関わりもたいへんなのに、めげないで、心を尽くして、自分なりに、家族に溶け込んでいこうとするひたむきさに感動します。また、物のない時代に、着物をモンペに縫い直したり、道端に生えている草を取って来て、料理をしたり、この時代の人は苦労もいとわず、必死に生きていたのだなあと思いました。
そんなわけで、私のお薦めの映画ですので、みなさん、良かったら見てくださいネ!