先日面接の中で、
「阿部先生はコンプレックスなんて何にもないんでしょう?」と尋ねられて、びっくり!!
「えー!!こんなコンプレックスの塊人間なのに、そんな風に見えてしまっているのか?」
と驚いてしまいました。
それから、よくよく、考えてみると、阿部はコンプレックスに助けられた人生というか、コンプレックスがなければ、今までこんなに頑張れなかったよな!!と思い当たりました。
「もっと美人なら、もっと足が速ければ、運動神経がもっと良ければいいのに。もっと勉強ができて、頭が良くて・・・お金持ちで、性格ももっと良くて、おしゃべりが上手で・・・」あげれば、きりがありません。その連続。いくらでも、思いつきます。
母が美人だと言われていた(実際、鼻筋が通り外国人みたいな顔)ため、白雪姫じゃないけれど、鏡に問いかけてはため息。小さいときから、もっと美人に生まれていれば・・・という思いとか確かにあった。
「可愛いね」とか、「女らしい」とかはよく言ってもらえたけど。「きれい」とか誰かに、言われると、ちょっと今でも、弱いかもね。(この言葉を言えば、阿部をくどくのはかなり楽勝です。)兄もよく出来た頭の良い人で、難関の司法試験を受かり弁護士に。「とてもかなわない!」とここでもコンプレックス。「エデンの東」じゃないけれど、男の子である、兄ばっかり、両親に愛されていると思っていた。私なんて駄目だ!と。
このことから思うに、コンプレックスのない人なんていないので、それを生かして生きていけば良いのではないでしょうか?
満たされて、何も不満のない人ほど、動かすのはたいへんです。不満は原動力となります。「コンプレックスでひねくれてしまい、人に意地悪する、人の足を引っ張る行為ばかりする人」も世の中にはいますが、それはその人の損になるだけではないでしょうか?「人を呪わば、穴二つ」で、その人の精神内の環境もネガチィブな悪いものとなって、心身の不調に陥ってしまうことになりかねません。
人を羨んだり、妬んだりする前に、自分が「どうなりたいんだろう」「どうなったらいいんだろう」と考えれば、自分の目標が見つかります。