2007年も始まりましたね。あけましておめでとうございます。皆さんはどんなお正月を過ごされたでしょうか?阿部は実家へ行ったり、高校時代の親友と会ったり、いつものお正月とそんなに変わりませんでしたが、お正月明け早々、1月6日(土)-7日(日)と、日本催眠医学心理学会の主催する催眠の研修会に、オフィスのスタッフと共に参加しました。「一緒に研修会に参加しませんか?」とスタッフを誘いはしましたが、決して強制をしたわけではなく、会場についたら、私の知っている顔がたくさん並んでいたので、びっくりしてしまいました。なんと、オフィスから、スタッフ10名もが参加していました。
「催眠療法はすべての心理療法の基礎的な要素も備えている」と私は思うので、スタッフが自主的に研修に参加してくれることは阿部にはとても、うれしいことでした。(特に催眠に限ったことではなくて、心理検査やその他の研修会でもうれしいことですが。) 催眠そのものを使わなかったとしても、セラピーの中で、必ず役立っていくものだからです。そして、時々、そのような研修の場で、同じような専門家の方々と、催眠について語り合ったり、催眠への導入をしあったりすることで、いろんなことに気づいたりします。
何よりも、私自身、催眠に入るのが、とても楽しいというのがあるでしょうか。新しいワクワクするような体験ができたりします。
何もない小さな会場の部屋なのに、今まで、ある時は宇宙へロケットで飛び出すようなイメージが出たり、急流下りを行ったりして面白かったり、楽しかったりスリルがあったりしました。
映画や、ディズニーランドなどよりも、イメージの世界はすごいな!と思うことがあります。いろんな体験の後、身体が楽になったり、モヤモヤがスッキリと吹っ切れたりすることもあります。
それらのイメージが現実の生活で現在、立ち向かっている問題や葛藤を象徴していたりして、その解決が現実生活に影響を及ぼして、体験の仕方(体験様式)が変わり、自分が変容していけることもあります。催眠状態で、自然治癒力が活性化して、自然と自分が癒されていく方向へ進んでいくのですね。
去年11月のペルーへの旅行も癒されるすばらしい体験でしたが、旅行をする暇と時間のない方も、「(催眠)イメージで遊ぶ」という癒し方も可能かもしれません(もちろん、十分訓練を受けた信頼できる専門家の下で)。
どうしても、人生を暗いほう、悪い方に考えてしまうような状態に現在ある方も、今の自分よりも少しマシな自分の状態はどんな状態だろう。どんなふうになれたら、少し今よりもマシになれるのかなと、未来の理想のイメージ、希望のイメージを持てると良いですね。
高校から望んでいた、ペルー旅行に行けたことがうれしくて、「夢ってかなうんですね!」と話したら、ある方に「阿部さんだからかなうんだよ」「ポジティブだから」と言われましたが、私だけのことではないと思います。みんな、「こうなったらいいなあ」というのをじっくりじっくりイメージして、「かないっこない」「どうせ駄目、無理だ」という自己暗示を唱えたり、どこかで考えたりしなければ、時間はかかっても、その夢はいつかはかなうのではないでしょうか。
私はそう思います。私も、以前はかなりネガティブだったこともあるし、「人生捨てたもんじゃないなあ」と思えるまで、いろんな人に出会って、支えられたり、救われたりしなければ駄目でした。人生前半が病気などの苦難でたいへんだったので、後半は神様がかわいそうに思い、ちょっとしたプレゼントしてくれているのかもなあとも思いますが・・・