臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第57回 <大阪の催眠関連の学会に行ってきました!!>2007.10.30

10月の始め頃、大阪は阿部の生まれ故郷なので♪「大阪で生まれた女やさかい~」♪なーんちゃって、鼻歌を歌いながら、学会の荷物を詰めて準備をしていました。 

小学校1年の終わりまでしか大阪枚方市にいませんでしたが、大阪はやはり私の「心のふるさと」なんだなと思います。大阪へ行くと、大阪弁のアクセントが自然と口をついて出てきます。人格変換を起こしたように、元気で陽気になります。関東でも、「おもしろい人だ」と言われることはあるけど、大阪へ行くともっと、テンションがあがります。 

食べ物も口に合うし(お茶漬け、塩昆布、薄味)、そのままの自分を表現できる「言葉」(大阪弁)があるというのはとても楽です。小学校2年の時に東京に家族みんなで来て、学校で、私が本を音読するとクラスのみんなが関西アクセントにつられるから、直してほしいと担任から言われて、母から猛特訓で矯正されて、それ以後、東京言葉になりました。そこからが私の「東京人」としての人生で、東京の物を食べ、東京の小学校、中学高校、大学に通いやってきましたが、その後、就職して、ことあるごとに、仲良くなるのは、大阪や京都方面出身の人が多くて、なんかやはり気質的に、関西的なものが大きいと思いました。97歳で亡くなった祖母(私の「真里子」という名前はこの祖母が、私が産まれた朝、カトリックの幼稚園に兄を送って行って、たまたま、アベマリア様の劇を見て思いついてつけてくれたのですが、「阿部さん」と結婚してアベマリコになったという、へんな語呂合わせみたいなことに!!)に、前に大阪で他の学会があった時に、会いに行ったことも思い出されました。「神様があんじょうしてくれはる」(うまくやってくださる)という言葉がいつも私を窮地から救ってくれるような・・・ 

さて、学会前日、飛行機で大阪へ。大阪の昔懐かしい伊丹空港(昔、国際線のあった頃には海外出張にしょっちゅう出て行く父親を見送りにいったり、お土産をいっぱい買ってきた父親を迎えに行ったりしていた思い出の地ですが、何年振りでしょうか・・・もしかしたら40年以上ぶり?最近行くのは関空ばかりですから)、カウンセラー仲間?(友人?先輩?)のOさん(以前の学会での退行催眠の実習でペアになって、お互いが、香里園にある、前述した、カトリックの同じ幼稚園だったことがわかったという不思議なご縁の方です)に自動車で迎えに来ていただいて、翌朝からの学会研修会に備えて英気を養うために(?)ちょっと、観光もしました。 

まずは、到着がお昼だったので、豊中のちょっと高級なお蕎麦屋さん(蕎麦紀行)で、腹ごしらえ。Oさんによれば、「知る人ぞ知る、こだわりのお蕎麦屋さん」ということで、美味しいおそばと、太巻きのおすしを堪能しました。駐車場が4台くらいしかなく、高級な外車が停まっていたのが印象的でした。上品なご夫婦が車に乗って帰られるところでした。その後、Oさんの新築された素敵なお家におじゃまして、防音設備のある部屋でOさんの趣味のドラムを聞かせてもらいました。すごくカッコ良かったです!!年齢を重ねても、楽しみを持って生きていけるというのは理想だなと思いました。私のタップダンスと共に、Oさんにも、ドラムを長く続けてもらいたいです。 その後、クライエントさんから聞いていた「光の教会」(安藤忠雄という建築家のもの)を見に行きましたが、あいにく、一般見学お断りの日でした。外から十字架の形に空いたガラスの部分を見て、建物内部に十字架の形に光が入っていき光っている様を想像しました。そして、その後は、阪急エキスポパークというホテルに4泊したのですが、そこの岩盤浴にOさんと一緒に入ったり、温泉を堪能しました。汗が沢山出て、スッキリ。 

箕面紅葉狩りで有名なところで紅葉の天ぷらが名産品です)の料亭を予約しといてくださったということで、夕食は、ゆっくりとした川や木々の見える部屋で、食事を楽しみました。たぶん、幼いときに、両親に連れられて、訪れたことがあると思うと、懐かしい感じがしました。夕飯前に滝まで散歩しましょうかと言われましたが、夕暮れてきて怖くなったので、すぐに料亭に入りました。

風情のある和食に舌鼓。銀杏や柿の形をした、器に盛りつけられた、食事は目でも楽しめましたし、すぐ目の前で、天ぷらを揚げてもらい、アツアツを食べました。 翌日は、Oさんの案内で、オフィススタッフで会食がありましたが、阿部は用事で2次会のジャズの生演奏付きのラウンジ・バーから参加し、楽しい夜も更けていきました。 

翌日からの学会はとても内容的に濃く、刺激的だし、癒される面もあったりして、ますます「催眠」の「不思議さ」や、「素晴らしさ」に惹きつけられました。研修会ではお互いに催眠導入を行うのですが、阿部は金色の光のイメージに包まれて、心や身体が本当に楽になりました。8月~9月はたいへんな、しんどいことも多くあったので、本当に学会に行って良かったと思いました。帰りは偶然、同じ飛行機に学会員のK先生と乗り合わせて、怖くて嫌いな飛行機(自己催眠・自己暗示で治せば良いようなものですが・・・)も難なく、おしゃべりしながら、楽しく帰ることができました。学会でお世話になった、皆さん、本当にありがとうございました!!深く深く感謝しています。