臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第79回(2009.6.17)「猫カフェに行ってきたニャン」

阿部は土曜日の大宮の神経科クリニックの仕事の休み時間に、猫カフェなるものに初めて行ってみました。ものは試しです。

私は猫は自分で飼ったことがなく、小さい頃から家にいたのは犬でした。自分の小さいときはシマリス、息子が小さいときはチンチラも飼ってたことがあります。それで、猫はちょっとわからない、怖い存在でした。引っ掛かれたりしちゃうんじゃないかとか、だっこしたら、オシッコひっかけられないだろうかとか。実際はとても清潔好きで、身体を常に舐め舐めしてきれいにしています。少し抱かれていて、逃れたいと思うと、自由に腕からすり抜けて別のところへ行き寝ています。馬や犬とはまた違った存在を実感しました。

乗馬クラブの友人Aさんは自宅で猫ちゃんを飼われていて、猫に関心が高いので付き合っていただきやすかったので一緒に猫カフェに行ってもらいました。七十平米ほどのだだっ広い仕切りのない絨毯敷きの部屋に腰をかけるソファーの座椅子みたいな、脚のないタイプのものが置かれていて、猫を見たり、遊んだりしながら、マンガ喫茶のように書棚には「NANA」といったマンガが並んでいるし、ビデオも大きな画面でジブリ作品ー風の谷のナウシカ千と千尋の神隠しーがかけてあります。

冷蔵庫からペットボトルの好きなお茶を取り出して飲みながら、楽しみます。猫は気持ち良さそうな顔をして、眠っており、時折、薄目を開けてこちらの顔を面倒くさそうに見ますが、また、まどろんでしまいます。猫の様子を見ていると、なんだ。なんにもしなくても生きてるんだ!ー実際はこれでも接客してるつもりなのかも?ーと思い、自分もアタフタ、カリカリするのはやめよーと思いました。自分は何もできないと落ち込んでいる人にはお勧めのスペースです。是非、いらしてみてください。大宮の一宮通りを入ってしばらく行くとビルの二階にあります。