関東では猛暑で、テレビで見ると、九州は大雨で、河川の氾濫や土砂崩れなどの災害が心配されており、同じ日本でも状況がこんなに異なるとはと驚き、また、九州方面の方々の被害が拡大しないようにお祈りいたします。
どうしても生活していると、我々は人間関係や仕事、勉強などでストレスにさらされることがありますが、それに対して、どのように対処していくかという用語で、「コーピング」という言葉があります。カウンセリングなども、専門家と相談して、問題解決の道を探っていくという事で、コーピングとも言えると思います。
気分転換や自律訓練法などのリラクセーションの方法を身に付けるのも、直接、問題に立ち向かっていくのとは違いますが、精神的なゆとりを作り出し、問題解決に向かっての心的なエネルギーを培う意味で、コーピングと言えると思います。
私も、カウンセリングという、ストレスの強めにかかる仕事をしているので、いつしか、趣味をたくさん持つようになりました。20代~30代は映画鑑賞や読書、旅行、美味しいものを食べる以外は一つも趣味を持っていなかったので、不思議です。ストレス解消に自然とそのようになっていったのかもしれません。「タップダンス」(今はやっていません)や「乗馬」や「馬頭琴演奏」などはここで取り上げることが多かったと思いますが、最近、改めて、それに「歌を歌うこと」が加わりました。
蒲生アビーロードという越谷にあったライブハウスが蒲生に移転したのですが、そこで、「ミイちゃんのプレイタイム」(ユニット スミスとミイのミイちゃん)というイベントが毎月、最後の週の火曜日(4週のときは第4週、5週あるときは第5週)に、ミイちゃんの鍵盤での伴奏のほか、そこに来ている、お客さんの中で、適当に、ギターやベース、ドラム、鍵盤を演奏できる方が舞台に立って、歌を歌う方の伴奏を、生バンドでしてくださるというものです。
私も初めて行った時は、「歌ってみませんか?」と言われても、何が歌えるのか思いつかず、ドキドキしながら、舞台に立ちました。私は中高校生の頃は、イタリーの流行歌、カンツオーネを聴いたり、歌ったりしていたので、最初に歌ったのはジリオラ・ティンクエッティーの「ノノレター(夢見る想い)」でした。歌ってみると、めちゃくちゃ気持ちがいい。解放感がありました。カラオケとは数段気持ち良さが違う。それからはほとんど毎月、参加する常連のようになり、”if we hold on together” や“close to you”など歌っています。そして、まわりの人にお薦めしたりしています。皆さんも自分にあったコーピングを身に付けませんか?