臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第221回「天橋立に行ってきました!!」(2023.11.8)

高校時代、「百人一首を全部覚えましょう。テストをします」と国語(古典?)の先生から課題を出されて、百人一首を録音し、何度も何度も聞いて覚え、上の句を見たら、下の句が出てくるように、下の句を見たら、上の句が出てくるようにしました。おかげで、満点近くの成績が取れたと思いますが、今はそれ以来、百人一首を手に取ったこともなく、ほとんど忘れているのではないかと思います。ただ、関西の友人(26年来の)から、「天橋立や京丹後、伊根の舟屋に行ってみたい。一緒に行かない?」と旅行に誘われ、思い出した一句が、「大江山、生野の道のとほければ、まだ文も見ず、天橋立」でした。この句以外、天橋立についての情報をいっさい知らなかったので、行ってみて、あまりの素晴らしい景色にビックリしました!!一生に一度は訪れてごらんになることを強く、強くお薦めします!!


 「天橋立」は日本三景のうちの一つとのこと。他は「安芸の宮島」と仙台の「松島」だそうですが、私は二つとも行ったことがあり、でも、やはり、ここ、天橋立が一番私は感動を覚えました。「こんな美しい場所が日本にあるなんて!」と。京都府宮津市の宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てる全長3.6キロメートルの湾口砂州が伸びており、まるで龍が登って行くような形状とされています。遠くには山が連なり、大パノラマが広がり、「来て良かった!!」と何度も何度も思いました。


 天橋立駅に着いてすぐに、荷物を徒歩1分の天橋立ホテルに預け、遊覧船に乗って、天橋立のある内海(阿蘇海)を対岸に向かいます。その間、カモメたちがこちらが手に持った、かっぱえびせんをめがけて、飛んできては、かっさらっていくので、面白くて、一袋全部あげてしまいました。その後、ロープウエイで山頂に。素晴らしい景色が一望に見渡せるレストランで食事をしながら、景色をじっくり堪能しました。



その後、ロープウエイで山頂から降りた後、伊根の舟屋の方にタクシーで移動して、そこでも遊覧船に乗り、また、かっぱえびせんを差し出しましたら、白いカモメではない、薄茶色っぽい姿の、眼光鋭い鷲のような鳥がサッとくちばしで取っていきました。それはネットで調べて、ハヤブサだとわかり、くちばしも鋭く、指を怪我するのではないかと怖くなって、それからはかっぱえびせんを空中に投げて、それを鳥たちが滑空して器用にくちばしで取っていく姿を見ることにしました。船上から舟屋を見て、また、待ってもらっていたタクシーで移動し、帰りの遊覧船に間に合ったので、ホテルのある側の岸まで戻りました。


<遊覧船から見た伊根の舟屋の景色とえびせん目がけて飛んでくるハヤブサ>

 

 ホテルに戻り、一休みして、夕食会場に。少し豪華な食事をいただきました。入浴後、疲れたので、和洋モダンの部屋ですぐに休みました。ベッドは海に面した感じで、窓のそばに置かれており、天橋立の見える海を見ながら、ゆっくり眠ることができました。対岸には私たちが乗った山のロープウエイが光が点灯し、二つの光の筋が山の上に見え、綺麗でした。




 翌日は早めにバイキングの朝食を済ませ、昨日の対岸のほうではなく、ホテルから歩いてすぐの、山頂までモノレールかリフトがあるので、今回はリフトに乗って山頂の天橋立ビューランド(遊園地)で過ごすことにしました。ここもとても眺望が良く、天橋立を見下ろせるようなタワーがあり、そこから見たり、また、観覧車や自分で自転車のようにペダルをこぐ、レールについているカートのような乗り物に乗ったりしました。高さがあったので、下を見ると、ちょっと怖かったです。その後、砂州の松林のところを歩いてみたいと思い、回転橋(船が通るときに、回転して船が通れるようにする)を通って松林のある道を少しだけ歩きました。全長は3.6キロもあり、とても歩けないので、天橋立の右岸の砂浜のところに松林を通って歩いて行き、波打ち際を眺めました。白い砂でとてもきれいでした。

 



 

 お昼になったので、ランチをどこかでと思いましたが、なかなか良いところが見つからなかったので、天橋立ホテルまで戻り、別館のオーベルジュでフランス料理をいただきました。



やはり、ここも食事をしながら、天橋立の景色を見ることができました。エビフライが美味しかったです。帰りも「はしだて」号で京都まで2時間。京都で友人に別れを告げて、東京駅、そして、春日部まで帰りつきました。