臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第45回(2006.11.15)  海外への旅行

涼しいを通り越して、肌寒く感じるこのごろですが、
いかがお過ごしですか?
11月と言えば、秋。秋と言えば、旅ですね。

 阿部は開業15年ぶりで、リフレッシュ休暇をいただく予定で、
現在、ペルーマチュピチュへ行く準備をしています。
地球の裏側、かなり遠いし、3000メートル以上の高山だし、
なんだかとても怖いのですが、魅かれる気持ちも、小さいときからあって、
よくフオークローレを聞いていました。サイモンとガーファンクルの歌っていた
♪「コンドルは飛んでいく」♪のような歌です。旅行の様子は帰ってから
じっくり報告します。今回は海外旅行がテーマです。

 阿部が初めて海外へ行ったのが、
高校2年(16歳)の夏休み、
6週間くらい、現在西村カウンセラーの滞在するニューヨーク
から電車で1時間くらいの、
コネティカット州というところに滞在しました。
大きな家が多くて、そこは湖のそばの緑の多い気持ちの良い場所でした。
道中はたった一人で、羽田空港(その頃羽田しかなかった)から、
飛び立って、カナダで乗り換えて、相当長い時間でしたが、
とても心細かった思い出があります。パン・アメリカンというアメリカの
航空会社でまわりに日本人が全くおらず、英語しか通じなかったこととか。
おぼつかない英語で税関の職員に旅行目的を答えました。
緊張と不安で、着いたらズタボロ状態でしたね。
 でも、その後、大きなスーパーで買い物したり、映画を見に行ったり、
博物館、ドールハウス、近所の家のガレージセールを見たり、
カテッジチーズやら、ライスプディング(プリンにお米が入っている)、
ブルーベリーを食べたり、ピーナツバターにジャムの入ったものを試したり、
本当にゆっくりとしたアメリカの日常生活を過ごした楽しい期間でした。
良い思い出です。西村さんがニューヨーク便りで、
紹介している自由の女神も遊覧船の中から見ましたよ。

 
次が新婚旅行(25歳)で、ロンドンやパリに行ったこと。
このときも、何時間もかかって、アンカレッジかなんかで、
乗継した時はフラフラでした。昔は体力もなかったし、体調も良くなく、
乗り物酔いもひどかったというのがあるかもしれません。
寒い11月末の、由緒ある古いロンドン搭の石垣が思い出されます
また、パリではルーブル美術館に行くために降りた地下鉄の駅の上で
ジプシーの子供たちにまわりを取り囲まれてお財布取られるという、
怖い思いもしました。ロンドンから電車で1時間くらいのアックス
ブリッジというところの知人の家におじゃまして、イギリスの紅茶タイムを
経験しました。
 
その次が、33歳くらいかな?
アメリカ心理臨床ツアーということで、四国の高松の心理士の方々と一緒に、
バークレーメンタルヘルスセンターやカンザス州のメニンガークリニック
(お金持ちのための由緒ある有名な病院です)に視察に行ったりしました。
アメリカのサイコロジストの方々を見て大いに刺激を受けると、
同時に日本の精神科医療がまだまだ遅れていることを痛感しました。
帰りはサンフランシスコやロサンゼルスへ寄って、
ディズニーランドにもみんなと一緒に楽しみました。

<中国2回(北京・西安)>36歳、38歳の時
「未知への旅人」という三浦友和主演の映画 サラリーマン超能力者の 
高塚 光氏の半生の映画を見たのがきっかけで、気功に興味を持って、
私も中国へ行って実際、本場で気功治療の現場を見て体験して
みたいということで、行きました。
中国の特級気功師の万蘇健先生(中国軍の軍医さんでもあり、
西洋医学の知識もおありになる)にお会いして、
気功の指導を受けたり、天安門広場万里の長城、秦の始皇帝
兵馬俑西安)など観光したりの忘れえぬ旅で、
その旅行に連れて行っていただいた、
薬剤師で気功師の巌 美稚子先生とも現在も
親しくさせていただき、先生のいらっしゃる、京都を訪れるときには、
お会いして、お食事したりしています。
 阿部はこの中国旅行を契機として、どんどん身体が丈夫になり、
健康を回復していきました。「良くなれそう」と思えた(自己暗示)と
いうのが大きいかもしれません。

<ハワイ>43歳
 息子が中学を卒業した年で、高校へ上がる前の3月に
家族で行きました。本来なら常夏の島なのに、珍しく、
雨が降っていて肌寒く、観光バスの中から、ハワイの景色を
見ていたことを思い出します。ワイキキビーチに行ったときは
良い天気でした。息子がともかく飛行機に飽きてしまって(たった8時間なのに!)、
「もう一生乗りたくない」と言ってたのが印象的。
生のお花でレイの作り方を教わって作ったり、フラダンスのショーを
見たりした思い出があります。


でも、海外へ行ってみると、「やっぱり日本はいいな」と思ってしまうのが
不思議です。「いろいろな嫌な事件もたくさん起こり、住みにくいな」とは
思うものの、やはり、きっとペルーから帰ると「日本はいいな」と思うのかも
しれません。