臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第164回 「9月はいろいろと、たいへんでした!!しかし、その分、たいへんなことが終わった解放感も!!」

9月9日(日)、やっと、試験(今回、心理関係の人がほとんど受験した初の国家試験)が無事終わりました!!こんな暑い時期、身体の具合が悪くなるんじゃないかと心配しましたが、最後まで、つつがなく終わったこと、本当に感謝します。結果待ちの日々ですが、無事、受けられたことだけに今は感謝。

 試験の朝、息子と宿泊先の代々木オリンピックセンターを出て、参宮橋から新宿へ。京王線で下高井戸へ。電車の中はほとんど受験生。みんな本やまとめのプリントを見ており、ピリピリ。駅から会場の、大学までかなりの距離を歩きました。会場では、懐かしい元オフィススタッフに会い、挨拶やハイタッチしました。

  受験番号が続いていたので、息子と座席が前後でした。変な感じ。息子の背中を見て受験なんて!!

  思えば、3月の過酷な5日間の現任者講習から始まり、試験に至るまで、毎日の仕事の合間や、仕事から帰った後、休みの日での勉強で、すごくストレスたまる日々でした。なかなか、好きなところへ行ったり、したりできない。「勉強があるのに、そんなことしていていいのか!?」なんて、声が頭の中に響いて責められる毎日。乗馬も馬頭琴レッスンも3か月お休みしていました。

  終わったら、今までにない、すごい解放感で、スタッフの女性と2人で、神保町の居酒屋で、飲みました!ものすごく、美味しく、楽しく!!一生忘れられない呑みかも。おかげで帰りの、電車の中は爆睡。となりの人に迷惑かけたかも。すみません。すごい解放感を堪能するには「我慢した生活をしてみる」というのもありかもしれませんね。

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呑んだお店がメチャ良かったので、ご紹介。神保町のミスターハッピーという店です。オシャレ女子にも、ピッタリ。https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13205430/dtlmap/

9月20日(木)、この日、いつもの木曜日のスクールカウンセラーが休みで、高校時代からの友人の誕生日を祝うため、一日、友人と過ごしました。

 

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  まずは朝10時に池袋サンシャインシティー水族館前で待ち合わせ。何十年も来てなかったので、すっかり街が変わり、どこがどこだか(?)の世界。迷ってしまいました。水族館はとても、きれいな水槽で、素晴らしかったです。特に、ペンギンと、ペリカンが空を飛んでいるような作りの水槽が素晴らしい。上を見上げました。

 

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   次はサンシャインビルの向かいのビルの12階の「タイム ズ  スパ  レスタ」という高級スパへ。まるで、ホテルみたいなきれいな空間で、11階にはレストランもあり、館内着に着替えて、くつろぎました。お風呂は残念ながら天然温泉ではありませんでしたが、露天風呂やジャグジーなどもあり、広くて、ゆっくりできました。レストルームも、くつろげます。テレビを見ながら、昼寝を久々しました。

 

 

   その後、夕飯はペコッターに紹介してもらい、予約をしてもらった、池袋駅東口1分の「ルコック  ロティ」に行きました。ロティサリーチキンや赤身の牛肉など、お肉がとても美味しかったです。肉好きの友人もとても喜んでいました。バースデープレートで、ささやかな誕生祝い。お皿にお祝いのメッセージが書かれていて綺麗でした。混んでいたので、早めに場所を移して、そこからすぐの、ロクシタンのカフェへ行き、紅茶をいただいて、そこでも、おしゃべり。とても良い一日でした。

 

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  忙しいと、つい気分転換を後回しにしがちですが、うつ病などの予防のために、とても重要なことと思います。皆さまも、ストレスマネージメントをしながら、うまく仕事と付き合ってください。

第163回(2018.8.31.)「夏休みも終わりですね」

今年の夏は本当に暑い日が多くて、また、毎週のように台風が来て、慌ただしく過ぎて行ってしまいました。

 個人的には、夏だと言うのに、空き時間や休みがあると、オフィスの部屋(プレイルーム)や近くの図書館にこもっては勉強をする日々で、「人生短いのに、楽しく遊びたいなー」とストレスのたまる夏でした。勉強していると、やはり、年取ったせいもあって、なかなか昔のように、記憶が定着しないことを思い知らされまして、哀しくなってきました。昔はよく、オフィスの利用者さんに「先生、よくそんな細かいことまで覚えていますね!!」と驚かれたこともあるし、試験もわりにいつも良い点数を取ることができたのに、今は本当に「忘却力」(これはよく河野良和先生が口ぐせでおっしゃっていました)ばかりついてしまって、困りものです。

 

 大学時代の恩師の霜山徳爾先生はよく、「痴呆は神様からの贈り物」とおっしゃっていました。いつまでもつらいことばかり覚えていたら、嫌ですものね。人間はうまいことできているのかもしれません。

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そういうわけで、日々、仕事をしながら試験勉強に奮闘しながら、趣味はすっかり封印して、この3か月あまり頑張ってきましたが、ランチはあちこち息抜きにオフィス近くに食べに行きました。ロビンソンデパートの後の西武デパートも閉店し、その後に入った匠大塚(テレビで話題になった大手の家具店です)の1階に、「匠サローネ」というカフェレストランがあり、上等な家具に座って、ゆったりとしたランチがいただけます。オフィスを利用していただいた帰りに寄ってみてはいかがでしょうか?

ちょっと豪華なひとときを過ごすことができますよ。お魚の定食と肉の定食の他、薬膳かれーやスパゲッティーなどがありますが、私はお魚の定食がとても美味しかったです。夏場は豪華な洋風のかき氷もありますよ。

第162回(2018.7.20.)「夏もまっさかりですね!!」

例年よりも1か月くらい夏が早く訪れた感じで、今は酷暑が続いていますね。皆様、お元気ですか?

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 さて、7月7日(土)の七夕に、いつも利用させていただいている春日部西口ふれあいキューブ前のビル4階のフアニーガンズというアメリカンバーで、Spider Tetsuさんのブルースのライブがあり、行きました。お店の雰囲気もまるでアメリカにいるように素敵で、料理もいろいろ美味しいです。ポテトがカリッと揚げたてで、ガーリック枝豆もとてもいい香りで美味しかったです。オフィスのカウンセラーの小田さんや、事務の方などお誘いして、とても楽しかったです。30人近くの方が集まって、大盛況でした。ライブに来ると、テンションがハイになるというか、嫌なことなどすべて忘れて、頭が空っぽになります。子どもみたいにはしゃいじゃうというか。ストレスの解消法に最適です!!自分で、ストレスの解消法をいくつか用意しておいて、ストレスが溜まり過ぎてしまう前にそれを行うというのはとても大事なことのように思います。

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7月10日(火)のランチは春日部東口の駅から車で10分ほど行った山田電機そばの、春日部市場というところにある、「たむら水産」という食堂に。ランチで新鮮なお刺身を食べました!!これが2回め。水曜日定休日というのを忘れて、一度来て、残念な思いをしたので、今回は曜日を確認しました。金沢直送 天然ブリの刺身定食と、連れは北海丼でした。やはり、新鮮で美味しかったです!

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  それから、念願のすぐそばのカフェcat baseへ。3Dのカフェラテを注文。私はホットで、連れはアイス。可愛いネコちゃんたちのふわふわホイップ、素晴らしい!思わずニコニコしました。春日部以外の人も、連れてきたいです😻お店の人も私が喜んでいるのを見て、「可愛いでしょ!?どう?」ってな感じで、ニコニコされていました。なんか癒されるひと時でした。ありがとうございました!🤗

 

第161回(2018.7.2.)「久々、大阪・京都へ行きました!!」

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<羽田から伊丹空港へ>

6月23日(土)に研修会(子育て支援講座ー大人の引きこもりと家族への支援ー)に参加するために久々大阪に行きました。大阪は私の生まれ故郷だから、特別な感慨にふけります。昔は大阪弁でしゃべっていたんですよ。(今でも大阪の人といると、大阪弁に戻ります。)

研修会は翌日の24日、京都であり、前夜は移動して京都泊。春日部から新越谷に行き、空港行きのバスで羽田空港に着いて、ちょっとワクワク🤗しました。これから行く伊丹空港は子どものころ、父の送迎で良く行ったところだから、とても懐かしい。海外のお土産を家までの帰りの暗い車の中で渡されて、外から差し込む、わずかな車内の光の中で、しげしげ眺めながら帰り、嬉しかったです。映像として今でも脳裏に残っています。

大阪は先日の震度6の地震の後で、少し地震が心配ですが、元気に羽田を出発しました。✨友人たちとのランチもとても楽しみ。美味しい、お寿司屋さんを予約してくださったらしい🍣。

 

<大阪で素敵なランチ>

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伊丹へ行く飛行機が20分遅れて、到着。空港まで車で迎えにきていただいて、ランチをしに豊中市の寿司「上野坂」という隠れ家的なお寿司屋さんに連れて行っていただきました。超超美味しかったです。人生で食べた中で、1番かな?その後、「カフェ  スイーツ ムッシュマキノ」にお茶をしに。ここもグランプリを取ったお店とか。素晴らしい。

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<京都の宿へ>

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その後、京都に電車で移動して京都駅からバスで30分ほど?京都の岡崎勝法寺町というバス停で降りて、バス停の真ん前にある、私学共済の「白河院」という旅館へ。ここはご飯が美味しいとのことで評判。岡崎に入ったところで「岡崎動物公園」というバス停を通りましたが、私が幼稚園の時に、幼稚園の遠足で母と来たことをふと、思い出しました。母がバスの集合時間に遅れて、バスの中から母の姿を見たことを覚えています。ネッカチーフを頭に被っていたなあ。京都の動物園で、キリンを見て帰って、その絵を描きましたが、キリンがとても白っぽかったので、見たまま、黄色ではなく、白地に模様を描いて、幼稚園の先生に、びっくりされました。その頃は「京都は寒いから、白くなったんだ!」と思いましたが、もしかしたら、年とっていたのかな?

帰りに、京都の知人のお家に寄りましたが、そこに、幼稚園の制服のベレー帽を忘れて来てしまい、駅まで車で届けていただいたなあと思いだしました。(その頃から、ドジでしたね。)もう帰りは真っ暗で、電車で香里園(その頃住んでいた大阪の寝屋川市の地名)まで帰ったと思います。

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この宿は本当におススメ。岡崎勝法寺町前の白河院。夜の庭がライトアップされて、カエルちゃんの鳴き声とともに、素晴らしい。食後、散歩してしまいました。池に木々がそのまま写っていて、鏡のようです。夕食も素晴らしい。残さずいただきました。味も、量も申し分ない。お風呂もなかなか、こじんまりして、木の浴槽で、趣がありました。お風呂の窓の外には石灯籠に灯りがついていました。浴槽の中にはレモンが網の袋に入れて浮かべてありました。

 

<京都国際会館、研修会場へ>

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24日朝:昨夜は余震があり、少し怖かったですが、今日は気持ち良い快晴。今日は本来の目的の、研修会の会場に。宿の白河院を出て、市バスに乗り20分ほど。11も停留所がありました!!地元のご高齢の女性に話しかけられて、私もこっちの人間と思われたらしく、ローカルな話と、京都言葉。降りた若いカッコイイ男性をさして、「はんなり」という言葉と、今朝の天気は「しぶしぶしてた」けど、良い天気になったという、2つの言葉が何となくニュアンスはわかるけれど、どんな意味なのかなと、後で調べたりしました。

 以前、国際会館に来たときは駅から長く外を歩いた覚えがありますが、今回、地下通路のクーラーの効いた涼しいところを通って快適でした。この会館は庭が美しく、山が見え、池に噴水もあり素敵です!どうせ勉強するなら、こういう会場がいいですね。

 今回のテーマは大人の引きこもりの問題、20歳~30歳のみならず、40歳~50歳の引きこもっている方も増えて社会問題になっています。「50-80問題」と言い、最近では子どもが50歳で、親が80歳という家族の組み合わせすら増えているということで、その家族を臨床心理士などこころの専門家がどのように支援していくのかについての講演をお聴きしたり、シンポジウムでの討議がありました。フロアーからも活発な意見が出されました。ひきこもりの方への家庭訪問、家族療法、グループ療法(父親や母親への)などのさまざまな働きかけの組み合わせ、あるいは、本人への就労支援なども重要であると話されていました。

 

<帰りの新幹線>

東京に向けて帰りの新幹線に飛び乗りました。朝10時から夕方までの研修で疲れました。昨夜も余震やらなんやらで、眠れなくて。

  今日は同じ研修に偶然参加された、昼間さんと一緒にお昼のお弁当を食べて、昼休みに、おしゃべりしました。やはり、1人でいるよりずっといいですね!帰りも、京都駅まで一緒に帰り、お土産を買いました。

新幹線は私が一足先に帰らせてもらっています。最後に、イノダコーヒーで2人でお茶しましたが、メチャ美味しかった。ビールと缶チューハイを座席で呑みながら、リラックスして帰りつきました。先日の事件(新幹線内の殺傷事件)の教訓からか、以前よりも新幹線の中は車掌さんなどが頻繁に行き来して安全面に気を配ってもらえているようでした。

 

    友人にも会い、おしゃべりをして、美味しいものも食べ、有意義な研修も受け、良い研修旅行でしたが、直前に起きた大阪北部の地震のことや、新幹線の事件のことなど、

いろいろなことが思い返された旅行でした。北部大阪地震の被災された方々の1日も早い復興をお祈りします。また、命を落とされた方のご冥福をお祈りいたします。

第160回 「5月はいろいろな体験があり過ぎて胸がいっぱい!!」

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この5月はいつもよりもいろいろなことがあったような気がします。まだ、頭の中が整理できていない感じです。気持ちも。

 

ゴールデンウイークの4月29日(祝)には私が馬頭琴を習いに行っている渋谷の宮地楽器さんで「シタール×ヨガ×マッサージ インド音楽を聴く!」 というイベントがあり行きました。久々のヨガ(阿部は20年ほど前、インド人のヨガの先生に習っていたことがあります)と、初めて生(なま)で聴くシタール(インドの伝統的な楽器)に大興奮!!シタールのなんとも独特で奥深い調べを聞きながら、簡単なヨガで身体をほぐし、とても身体が軽くなりました。ヨガの、なるこ たえこ先生(写真左)の演奏するクリスタルボールという丸い器のような楽器が共鳴し、身体の隅々までボワ~ンと波動が届いていく感じ。部屋が不思議な空間になっていきました。とても楽しかったです。ヨガもアクロバティックなものではなく、とても自然なストレッチに近いような感じで初心者でもついていけるものでした。シタール奏者の伊藤礼先生(写真右)から「シタールがお寿司などでよく使われている干瓢(かんぴょう)の特大のものでできていて、中が空洞でとても壊れやすいこと。しかも5分の3しか使わないので、干瓢一個で二つは作れないことを聞いて興味深かったです。

 

4月の流鏑馬の鑑賞など、今年は行ってみたい、やってみたいと思ったことをできるだけ、一つ一つやってみようと思っています。人生短いですから、逃すと見られないで一生が終わってしまうかもしれません。

 

 

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<パラグアイの刺繍(ニャンドゥーティー)>

5月13日(日)はオフィスでの勉強会。今年5月~9月は、9月9日にある、心理職の国家資格の試験準備をみんなでしています。トップバッターの発表者は阿部で久々、教科書を必死にまとめて、みんなといろいろ検討し、臨床場面での体験を話し合いながら進めました。なんだか、楽しい勉強会になりました。そして、勉強会の参加者が帰る時、大阪から来た友人が玄関に飾ってあるパラグアイの刺繍(ニャンドゥーティー)の飾りを見て、「あっ」と小さな驚きの声を上げ、「どうしたのですか?」というところから、同じものを持っているということで、いろいろ会話してやり取りしたところ、なんと、私の高校時代の40年間の付き合いの親友と、その方が遠縁の親戚関係にあることがわかり、世間の狭さを実感しました!!今まで全く関係のなかった、東京の40年来の友人と、大阪の20年来の友人につながりがあったなんて想像もつきませんでした。人のつながりの不思議さに本当に驚いてしまいました。

 

 

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5月19日(土)モンゴル人の馬頭琴奏者の演奏会で、馬頭琴の師匠の美炎先生が一緒に演奏されるということで、六本木一丁目のサントリーホールのブルーローズ(小ホール)へ。「ASAR国際馬頭琴アンサンブル 5周年記念ツアーコンサート」に大宮での仕事が終わり次第、駆け付けました。馬頭琴の他に、パーカッションやチェロなどの楽器の合奏もあり、迫力のある演奏会でした。ホーミーという独特な口で出す声(歌?)も披露され、とても楽しめました。モンゴルの大草原にいるような感覚になります。演奏会の帰りに、近くのおシャレなイタリー風の店で「生ハム食べ放題」というのを見て入店し、サングリアを飲みながら、何皿も生ハムをお代わりして、これも大満足でした。

 

 

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<サントリーホールの前にて/生ハムのお店>

 

 

 

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5月20日(日)には変わった映画を観ました。スウェーデンの映画ですが、ある方に、その映画を紹介して頂き、前売り券まで頂いたので、無駄にしないよう、是非行かなきゃと思いました。その日曜日は1日中、会議が東京であったので、夕方、会議が終わると同時に、池袋の会場を飛び出して有楽町線で有楽町へ。ヒューマントラストシネマという、ビルの4階にある小さな映画館に行きました。映画の題名は「ザ・スクエア  思いやりの聖域」です。第70回 カンヌ映画祭のパルムドール賞 受賞の映画だそうです。

映画の紹介にコメディとありますが、全く笑えない、社会派の風刺の効いたシニカルな映画で、全編、なんかいろんなことが次々起こり、ドキドキハラハラして落ちつかず、いろんな感情が沸き起こり、恐れ、不安や憤り、戸惑いなど、なんとも、不思議な感覚に陥りました。自分の中にもある攻撃性や差別感覚などネガティブな部分が一挙に曝露されてしまうような変な感覚に襲われました。見終わっても、モヤモヤが残り、考えが溢れ出してスカッとはしませんでしたね。でも、自分が普段気づいていない、心の中の見たくない部分がさらけ出され、考えさせられる映画でした。一人で見たので、感想を語り合う人がおらず、なかなか落ち着きませんでしたが、しばらく経って、やっと、面白いと思えました。「今まで見たことのない映画」だというのは確かです。観客の心に強い何かがつき刺さる映画です。刺激が強いので、万人にお薦めとはいかない映画ですね。

 

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<「君の名前で僕を呼んで」のスチール写真>

 

5月22日(火)には「ザ・スクエア」のほかにもう一つ、「君の名前で僕を呼んで」CALL ME BY YOUR NAMEという映画の前売りチケットも同時にいただいたので、それも終了間近とのことで、急いで観に行きました。この映画は前のものよりも分かりやすく、24歳と17歳の若い男性同士の友情というか、愛情を描いた作品でした。イタリアの綺麗な自然の景色の中で撮られており、美しく爽やかな感覚すら抱いてしまう作品に仕上がっていました。第90回アカデミー賞の作品賞他4部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したとのこと。このようなテーマなのに、とても自然に映画の世界に入っていけました。また、主人公の両親がおおらかな人間観を持っていて、主人公の17歳の少年がさまざまな人間関係の中で大人に成長していく姿を全く規制せずに受容的に見守っていて、なかなか日本社会ではあり得ないなと思いました。こちらは美しい映像がちりばめられており、爽やかなのでお薦めできるかな。

 

自分では観に行かないような作品を他の方からチケットを頂き、観に行って思ったのは自分1人だと、興味や関心の幅は狭く限られてしまい、なかなかそこから、脱することは難しいということです。今までと同じような枠組みの作品を選んでは観に行き、変化は乏しいかもしれません。今回、知らない世界を垣間見てショックを受け、発想の転換があり、自分の考え方やものの見方が少し広がったように感じました。

 

 

第159回(2018.4.24.)「念願の流鏑馬を見に行きました!!」

4月21日土曜日に、久々のお休みをいただいて、長年、観るのが夢だった、流鏑馬に初めて行きました!!浅草の流鏑馬。13時からというのに、開場の10時半より30分前にはずらっと人が並んでいました。 

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その日は快晴で、まるで夏のような暑さでした。スカイツリーが見える隅田川の側の公園を仕切り、マトが間隔を空けて3つ並んでいます。その第三のマトの前の赤い毛氈を敷いた、なんと最前列の席を取ることができました!大興奮!!まだ、始まるまで、2時間半もある。手馴れた人は席に持ってきた座布団をくくりつけ、好きなところへ。腕にテープを巻いている(A席からE席で緑や白、ピンクとテープが色分けされており、場所もそれぞれ違っています。)ので、出入り自由だそうで、私も川べりを歩いたり、カフェで、お茶や食べものを買ったりしていました。

 

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最初は馬や射手の行列があり、走る馬を一頭ずつ、よく見ることができます。流鏑馬が始まると、ものすごい勢いで馬が疾走。乗り手が「ヤーオーオー」と掛け声をかけて、弓を引いて、矢を射ますが、その間、数秒で、目にも止まらぬ速技なので、度々、シャッターチャンスも逃し、馬のお尻しか写っていないことも。見事にマトに矢が命中すると、マトの板が割れ、中から色とりどりの紙吹雪が散るようになっています。何度も、見事に命中した射手がいました。この世界は男女平等で、差別がないそうで、技が優れた人は走らせてもらえるとか。女性の騎乗も素晴らしかったです。馬も必死に頑張っている姿が見えるので、本当に心から応援しました。席が最前列だったので、矢が何度も跳ね返って、こちらまで、飛んで来たり、馬が蹴上げた砂が飛んできたりしました。

おかげさまで、楽しい一日を過ごしました。本当に思い切って来て良かったです。台東区役所や浅草の観光センターで前売りチケットを購入できます。3000円です。

 

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4月の第三土曜日に行うそうで、今年で36回目とのことでした。来年も来られるといいなあ。ここに割合近い、台東区池之端4丁目(根津)に結婚するまで住んでいましたが、浅草で流鏑馬が開催されていることを今まで全く知らず、先日、春日部駅に貼ってあるポスターを見て、初めて知りました。この迫力は実際に目で見ないと味わえないものですね。

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