臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第29回(2006.2.28.) <組織IQ>

トリノオリンピックすごかったですね。荒川静香イナバウアーきれいでしたね。

ところで、先日、うちのオフィスも、チームワークがいいのかも・・・組織IQが結構、高くなってきているのかも・・・という出来事がありました。

 カウンセラーの一人が急病で(もちろん各自、健康管理はかなり厳重に注意しているのですが)、その朝、オフィスに出て来られないとわかって、サーたいへんです!!「どうしようー!!」ということで、冷や汗。

 今まで、法事とかそういうことでは、何回かはあったけれど、うちのオフィスでは、こういうことは創業以来、過去15年間少なかった。このことの方がもしかしたら、「奇跡」かもしれません。すごくみんな気をつけているし、自己管理が出来ているということを感じました。

(阿部はオフィスを始めたときに、面接をこちらからはできるだけ休まないようにしようと、心に決めました。それまでは健康でなかったのですが、それからは健康にも恵まれて、みんなが風邪をひいても阿部はひかないということも多いです。「仕事は絶対休みたくない」からだと思います。)

今回の件では、即座にオフィススタッフによる緊急事態対応が始まりました。他の勤務日でないカウンセラーに面接をお願いしたり、面接を延期していただいたりと、忙しく、事務からのメールや電話が行き交い、なんとか乗り越えることができました。組織IQはやはり、トラブル回避、問題解決能力で判定できると思うのです。そういう、とっさの場合の対応もオフィスの組織でしっかり育てていかなければと思いました。

 オフィスには国立大学・大学院を出ているカウンセラーも多いことを思うと、たぶん個人的なIQは高い(?)人もいるのかな(?)とは思いますが、「大切なのはIQよりもEQ(社会への適応能力)だ」と言われていたことも思うと、「現実対処能力」「危機管理能力」をカウンセラーも高めて行く必要があると思います。一人で頑張ったところで駄目で、このような組織を動かして行くには全員のチームワークが絶対に不可欠です。そんなことを思いました。