水曜日夜10時から楽しみにしているドラマがあります。 2007年4月スタート日本テレビの、「バンビーノ!」。 (http://www.ntv.co.jp/bambi/story/index.html)もうすぐ最終回になります。 松本潤が博多から出てきた料理人(修行途中で、半人前だからか? 赤ちゃんを表す、イタリー語バンビーノというあだ名で呼ばれている)に 扮していて、東京の一流の、有名なイタリー料理店で修行をするという設定で、 時には厳しく叱られたり、殴られたりなんかもして、落ち込んだり、 辞めようかと思ったり。しかし、まわりの先輩料理人や同僚、 ホール接待係りなどに励まされて、力をつけて、料理人にとって 大事なことを、いろいろ学んでいくというストーリーです。 博多ではレストランで腕を振るって料理を作っていたのに、 その有名な東京のレストランでは、なかなか料理を作らせて もらえません。料理の食材や皿の準備のアシスタント、 皿洗いや鍋洗い、スープストック作りなどをするように言われて、 腐っていたり、ムッとした顔になったり。そして、挙句の果てには ホールでの接客を担当するようにと言われて、がっかりしてしまいます。 しかし、だんだん、その修行の意味を理解するようになり、きちんとした 接客(お客さんに対する「愛」を持った)を心がけるようになり、 ホールの先輩や同僚とも打ち解け始めます。 そんなバンビーノを見守っている、オーナーシェフが「バンビーノが羨ましい。 自分もまた、あの時代に戻りたい」とつぶやきます。 どんな職業でも苦しく、辛い下積み、修業時代があるのではないでしょうか? でも、通り過ぎた時に、なんか懐かしく、その頃のことを思い出す。 誰にも負けない、その頃の自分が持っていた、ほとばしり出るような情熱が 思い出されて、今、修業している人がフッと羨ましくなったりするのかもしれません。
オフィスにも今年3人の実習生がいます。資格(臨床心理士)を取るまでは カウンセリングは担当できず、待合室での接客、お茶だし、電話応対、事務作業、 カウンセラーのサポート、研修会参加などで、オフィスで修行しています。 3人とも大学院修士の2年生で、年齢や出身大学院も違いますが、 仕事にかける情熱はすごいなと思います。ドラマの「バンビーノ」に負けないくらいです。 オフィスで、「カウンセリングの技術」以前に、「利用していただく方への心遣い」を 学んで欲しいと、いつも阿部は願っています。技術は後からいくらでも学べますが、 カウンセラーとしての姿勢、土台は今しか学べないし、それが一番重要なことだと 私は思います。3人の実習生の今後に期待しています。