臨床心理士 阿部真里子の気まぐれ道草NAVI

所長阿部が折りにふれて感じたこと、考えたことをちょっとした言葉にしてみようと思いつきました。 人生でNAVIが必要だな・・・どうやって生きて行ったらいいの?って思うこともありますが、あんまりがむしゃらに突っ走るばかりでなく、時々ほっと一息ついたり、遠回りになるけれど道草も大事ですよね。道草の途中で、意義深いものや自然に出会ったり、人に出会ったりして、人生が大きく変わることもあるのかも。"カウンセリング"も道草の一つかもしれません。目的地にとらわれない道草的NAVIって面白くありませんか?

第104回(2012.5.22.)「京都の世界遺産の登録は17です!」

皆さんこんにちは。4月、5月と本当にバタバタと忙しく、ご無沙汰していました。職場の異動や上の学校に入学された方など、今までと違った環境に入られた方は慣れるまで本当にたいへんな思いをされていると思います。一緒に頑張りましょう!!
阿部もスクールカウンセラーで週1回勤務している学校で、本年4月から異動があって、少し不安な気持ちで、落ち着きませんでした。実家のある文京区根津に近い学校だったので、ちょっと故郷に帰った気分で勤務していて、それは、懐かしかったりでいいかな・・・と思っています。

連休中は5月3日~5日まで、大阪と京都に行っていました。
大阪に住んでいらっしゃる、Oさんと一緒に、前日に梅田に泊まり、翌日、京都に向かいました。

京都の宇治にいらっしゃる先生の御宅に訪問のついでに観光もしました。連休中で、ものすごく混んでいるだろうからたいへんだなーと思いましたが、とても運のいいことに、「知る人ぞ知る」の、人の少ないところに観光に行けて、おだやかなリラックスした時間を過ごせました。宇治上神社世界遺産に案内していただいて、そこはあまり誰にも知られていないので、人が少なく、瓦葺の屋根の日本最古の神社にお参りして、うっそうとした緑の中の散歩を満喫しました。

そこへ行く前に、お昼は宇治川の傍に建てられた食事どころで、お昼をご馳走になりました。素晴らしい宇治川の流れる景色の中での食事は最高でした。あの有名な鵜飼いも来月にはその川で夜行われるとのこと。檻の中に鵜が数羽飼われているのも見ました。松明の中で鵜飼いが鵜を操り、魚を捕る姿を想像してみました。
宇治駅から京都駅に戻り、亀岡というところに。地理が良く分からないので、特急に乗り込んで、あっという間に亀岡に着いたのですが、降り損ねて、次の園部というところまで行ってしまい、普通に乗って5駅ほど引き返しました。そして、保津川のそばの温泉地、湯の花温泉に1泊することになりました。松園荘保津川亭というところで、女性向きの露天風呂がいくつかあり、充実した宿で、食事も夕飯は個室でゆっくりと取れ、のんびりできました。個室のカラオケ設備があり、ひさしぶりに女性2人で、カラオケも堪能して、2時間歌いまくりました。喉がすっかりカラカラになりました。
翌日は、「荷物があるのに、保津川下りって大丈夫なの?」と旅館の人に聞いたら、「大丈夫。そのくらいの荷物なら、船に載せられますよ。」と言われ、保津川下りの船着場まで、旅館のマイクロバスで送ってもらいました。連休中で混んでいるといけないからと、9時には出発。埼玉県の長瀞で川下りは慣れているからと思っていましたが、長瀞よりももっと大きな船で、実際、荷物も載せられました。
船頭さんは前に2人、後ろに1人の3人で、前の右の方が中堅のおっさん(失礼!)で、左の方が若者で、脱サラして、船頭になり、テレビの取材も受けたそうです。後ろの船頭さんはお年寄りのベテランでした。船が動き出すと、中堅の方は、オールを座って漕いで、若者の船頭さんは船の舳先から中に向かって長い竿を持って、ドタドタと8歩くらいで走り降りるのを何度も何度も繰り返しました。
相当体力を使いそうな様子でした。そうやって、船が前に進んでいくようでした。時には、その若者が勢いあまってバランスを崩して、川に落ちるのではないかと思うような場面もあり、乗船者はみんな「ウワー!」とどよめいて、ハラハラしました。また、岩がゴツゴツ川に突き出ているような間を船が通っていき、ジャブンと水しぶきがあがり、船に水がかかり、船の中に水が入って足が濡れてしまうこともありました。川の長さも16キロと2時間もかかり、埼玉県の長瀞の川下りの約3倍で、スリルもスケールの大きさも素晴らしかったです。景色も最高で、写真に撮りたいと思いましたが、余裕がなかったのが残念です。

ここに載せた写真は、川岸から写真屋さんが撮った写真です。昔は、船をロープで引っ張り上げて、また、山の上に持って行ったというのですから、どれだけ昔の人は体力があったのでしょうか。
船を降りてからは、保津川の上を走るトロッコ列車に乗るために、トロッコ列車の嵯峨野駅に行かなければいけなかったのですが、歩くのも疲れるということで、人力車で回りました。37歳のイケメンの車夫さんで18年のベテラン。ガイドしながらの、お話もとっても上手で飽きませんでした。脚も腕も筋肉がついていて、ここも、あまり人が行かない宝筐院(ホウキョウイン)というお寺だけ拝観しました。とてもお庭がきれいで素敵でした。

トロッコ列車の嵯峨野駅でお別れ前に、京都にある17の世界遺産の名前を全部言ってもらいました。私はそのときは繰り返せたけど、もう無理かな・・・その中に、宇治で行った、宇治上神社も含まれていて、感激。トロッコ列車は川下りした川を上っていくので、また、感慨もひとしおでした。あっという間に時間が来て、京都駅まで戻り、お土産を急いで買って、新幹線で帰途につきました。

ところで、オフィスの仕事の合間にスタッフみんなで完成したパズル「コクリコ坂から」をジブリの額に入れて、オフィスの緑の部屋に飾りましたので、ここに入れておきますね。